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大阪ジャズ同好会 第31回例会『ジャズメン いい人わるい人』解説 竹村功氏

June 17.2018

先週の日曜日(2018年6月10日)開催された大阪ジャズ同好会の概要をご紹介致します。
『特集『ジャズメン いい人わるい人』(解説 竹村 功氏)

いろんなエピソードや印象などから、独断と偏見で「ジャズメンいい人わるい人」を選びました。さて、どんな演奏家を選んだのでしょうか。ご期待ください。なお、人柄と演奏とは、ほとんどあるいは全く(!?)関係ありません。ジャズメンいい人わるい人の名曲名演を楽しんでもらいます。(竹村氏談)

以下、当日ご紹介されたレコードと選曲を記載致しました。又、面白い映像も添付しました。

「いい人」

1. アート・ブレイキー
新人発掘の才能は抜群で親分肌、日本にジャズブームをおこした立役者。ウエイン・ショー ターを快くマイルスのバンドに参加させた心の広さには頭が下がります。

「Love For Sale」(Mar. 1955)
Hank Mobley(ts) Horace Silver(p) Doug Watkins(b) Art Blakey(ds)

Here is Art Blakey and his Jazz Messengers play “Caravan”. (1963)

2. アート・ファーマー
マイルスの自叙伝に、しばしばレコーディングの際に、アート・ファーマーのトランペットを借りたという逸話がでてきます。ステージ、ジャケット写真、演奏など温厚篤実そのものだ思います。映画「真夏の夜のジャズ」に出演したジェリーマリガンのグループでの演奏です。

「Blue Port」(July.1958)
Art Farmer(tp) Gerry Mulligun(bars) Bill Crow(b) Dave Baily(ds)

Here is THE ART FARMER QUARTET “Petite Belle” (1964) with Jim Hall (guitar)

3. ズート・シムズ
ビル・クロウの著書「さよならバードランド」で、バンドのメンバーに嫌われるベニーグッドドマンに好かれる(?)ズートは人柄が抜群なのでしょう。来日での印象も文句なしの紳士でした。ズートの亡くなる一年前の演奏です。

「Zoot」(Mar,1984)
Zoot Sims(ts) Mike Vofford(p) Chuck Berghofer(b) Nick Ceroli(ds) Victor Feldman(per)

Zoot Simsが死亡する4ヶ月前の1984年11月21日に撮影した貴重な映像を添付しました。

Here is ZOOT SIMS plays “In A Sentimental Mood 〜Gone With The Wind 〜Castle Blues 〜Sweet Lorraine 〜‘Tis Autumn 〜Autumn Leaves ”.
Zoot Sims(ts), Red Mitchell(b),Rune Gustafsson(b) Sweden, November 21 1984

4.ナット・キング・コール
「昭和が愛したニューラテンクォーター」山本信太郎著には、来日したナット・キング・コールの素晴らしい人柄が紹介されています。ナット・キング・コール トリオのスイス ューリッヒでのお馴染みの二曲を聴いてください。

「Sweet Lorraine」「Route66」(0ct .1950)
Nat King Cole(p/vo) Irving Ashby(g)Joe Comfort(ds)

Here is Nat King Cole sings “Sayonara”.

ライブ・アット・ニューラテンクォーターは販売されています。⇨こちら

5.エディ・コンドン
いわゆるシカゴ・ジャズの親分、エディ・コンドンは、「チンコロ小父さん」然とした風貌 でファンの好感を集めたそうです。
「AIL Of Me」(Ap.1964)
Buck Clayton(tp) Vic Dickenson(tb) Bud Freeman(ts) Pee Wee Russell(cl) Dick Cary(p) Eddie Condon(g) Jack Lesberg(b) Cliff Leeman(ds) Jimmy Rushing(vol)

Here is Eddie Condon’s Nightclub in New York(1946)

上記映像には前半2分弱は音声がありません。ご容赦下さい。
1946年Greenwich Village(NYC)にあったEddie Condon’s Nightclubの様子が撮影されています。

「わるい人」

6. マイルス・デイヴィス
モダンジャズの帝王マイルスを、人柄のいい人と言う人は恐らく(?)いないでしょう。特 にステージマナーの悪さは有名です。

「Stera By Starlight」(May .1958)
Miles Davis(tp) John Coltrane(ts) Bill Evans(p) Paul Chambers(b) Jimmy Cobb(ds)

Here is Miles Davis Quintet play “So What”. (Second Concert) (Live from Konserthuset, Stockholm)

Here is Miles Davis plays ”Ascenseur pour l’Echafaud’‘ . (Louis Malle 1958)

7. べニー・グッドマン
「さよならバードランド」で、バンドのメンバーに嫌われるベニー・グッドマンです。60 年代の米ソ冷戦下に、ビッグバンドを率いてモスクワに楽旅しました。クインテットでのメ ドレーを聴いて下さい。
「Avalon~Body And Soul~Rose Room~The World Is Waiting For Sunrise」
(July.1962) Benny Goodman(cl) Teddy Wilson(p) Tark Van Lake(g) Bill Crow(b) Mel Lewis(ds)

Here is Benny Goodman and His Orchestra play in USSR

8. スタン・ゲッツ
ご存知、悪名高いゲッツですがゲッツファンの私なりに弁護すれば、60年代の来日時は、 麻薬の影響と彼自身の音楽上の迷いがあったためと思います。70年代のフュージョンや、い ろんな実験を乗り越えて、ゲッツは80年代に見事にもう一度花を咲かせます。

「Easy Living」(Jun.1981)
Stan Getz(ts) Lou Levy(p) Monty Budwig(b) Victor Levis(ds)

Here is Stan Getz & Charlie Byrd on the Perry Como Show.

9. フランク・シナトラ
ハリウッドの帝王も「悪名」高いものがいろいろありました。
「AI The Way」(2(May.1957)

Here is Frank Sinatra sings “All The Way”. (1958)

 

【おまけ】(ブログ作成者から)
Stan Getzがランバンファッションショー (Lanvin Fashion Show)のバック演奏を行った時の映像です。Stan Getzの可愛い笑顔が観れる映像です。
Here is Stan Getz Playing Lanvin Fashion Show.
Stan Getz(ts) Stanley Cowell(p)Miroslav Vitous(b)Jack DeJohnette(d)
Paris, 1968