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神戸ジャズ愛好会7月例会(2019年7月28日)特集「白人ジャズメン・ジャズウィメンの名手は誰?』③

2019年7月31日

・K氏

「Bill Evans」

1970年にヘルシンキで収録されたビデオから「Nardis」をご紹介されました。本ブログでは全編添付致しました。

Here is Bill Evans in Helsinki (1970 Live Video)
Bill Evans(p),Eddie Gomez(b),Marty Morell(ds)

「Ann Burton:Blue Burton」

当日は“I Can’t Give You Anything But Love”をご紹介されましたが、アルバム全曲お聴き下さい。

Here is Ann Burton sings “Blue Burton ( Full Album )”.
Ann Burton(vcl), Louis van Dijk (p), Jacques Schols (b) John Engels (ds) Piet Noordijk(as) Amsterdam, July 27~28, 1967

ブログ作成者から1972年のテレビ映像(ドイツ)を添付させて頂きます。
Here is Ann Burton sings ”Got To Get You Into My Life”.
Ann Burton(vcl), Wim Overgaauw(g),Louis van Dijk (p), Jacques Schols (b), John Engels (ds)

例会当日はアン・バートンの伝記(Annette Muller著)もご紹介されました。K氏が参考された下記ブログもご覧下さい。

こちら ▶️

・平野

「Lou Mecca」

ブルーノートレコードでは数少ない白人による録音です。

Here is Lou Mecca Quartet play ”All The Things You Are”.
Lou Mecca (g) Jack Hitchcock (vib) Vinnie Burke (b) Jimmy Campbell (ds)
N.J., March 25, 1955
All The Things You Are

Here is Lou Mecca Quartet play ”Bernies Tune”.
Members of the recording are the same as above.
Bernies Tune

Photo above of Eddie Lang by courtesy of YouTube

「Eddie Lang」

1920 年代の録音とは思えない斬新な演奏です。

Here is Eddie Lang and Arthur Schutt play “Eddie’s Twister”.
Eddie Lang (g), Arthur Schutt (p) New York, April 1, 1927
Eddie’s Twister

「Bix Beiderbecke」

F川さんから前回終了時に「平野君、ビックスかけるよね」と言われました。又、T川さんには「ビックス紹介権利」を譲って頂きました。下記の録音は大阪ジャズ同好会でもご紹介しました。

Here is Bix Beiderbecke plays “In a Mist”.
Bix Beiderbecke( piano solo) New York, September 8, 1927
In a Mist

上記録音は「THE BIX BEIDERBECKE STORY(上記写真)」に収録されており、故油井正一氏による長文の解説書(20ページ)は貴重な資料だと思います。

(ビックスが弾いたピアノ)Bix’s piano:Wurlitzer baby grand, serial number 124231
Photo by courtesy of jjs.libraries.rutgers.edu

 

The Red Heads(2)

November 13,2018

left to right:
back Jimmy Dorsey, Bill Haid, Vic Berton, Fred Morrow, Dick McDonough
front Red Nichols and Miff Mole by courtesy of Tapatalk

Red Nichols(レッド・ニコルス)の名前は伝記映画「五つの銅貨」で有名ですが、トランペット奏者としての評価は芳しくありません。

最近のジャズ誌ではレッド・ニコルスについて記載されることがなく古い書物からの引用になりますが一読願います。

河野隆次著 『ジャズの辞典』より
「彼自体のプレイはお義理にもホットといえないお寂しいものであった」

ヨアヒム・ベーレント著 『ジャズ』より
「ニコルスの吹奏は、より明瞭で流麗でさえある。だが、感受性とイマジネーションの点では到底ビックスの敵ではなかったのであった」

Photo above of Bix Beiderbecke by Wikipedia

1920年代の巨星ビックス・バイダーベックと比べるのは可哀想だと思います。

レッド・ニコルスはPhil Napoleon(フィル・ナポレオン)と並び1920年代のジャズシーンでは「ニューヨーク・スタイル」と称され、「シカゴ派」とは異なった演奏スタイルで大衆に人気がありました。

Phil Napoleonについては詳しく聞いておりませんので、名前の列記に留めるのみにさせて頂きます。

レッド・ニコルスの人気については面白い事例がありました。

油井正一著(編) 『ディキシーランドジャズ入門』より(長文ですがご容赦下さい)

「1928年、プリンストン大学のジャズファンにレコード・コレクションの内容についてアンケートを求めた結果アームストロングのレコードを持っていたのは1人で、しかも1枚だったという。彼等が愛聴していたのは、白人バンドの「カリフォルニア・ランブラーズ」「レッド・アンド・ミフズ・ストンパーズ」が大部分を占め、(中略)ハーレムの黒人ジャズなどまるで聞かれていなかったわけだ。」

レッド・ニコルスの楽歴については故大和明氏の解説文を以下に添付致しました。(レッド・ニコルス物語 MCA-3012裏面解説文を転載)

Photo above of Eddie Lang by AllMusic

今回はEddie Lang(エディ・ラング)と共演した小編成の録音(1926年3月、11月)を除いたTHE RED HEADSの演奏をお楽しみ下さい。

尚、録音データはBrian Rustディスコグラフィーを参考にしました。

Here is THE RED HEADS play ”Headin’ For Louisville”.(106402)
Red Nichols(tp),Miff Mole(tb), Bobby Davis, Fred Morrow(cl, as),Arthur Schutt(p), Vic Berton(d)
New York November 13, 1925

Headin’ For Louisville

Here is TED RED HEADS play “Hangover”.(106604)
Red Nichols(tp),Miff Mole(tb),Jimmy Dorsey(cl, as), ? Alfie Evens(cl, ts), Rube Bloom(p),Vic Berton(d)
New York February 4, 1926

_Hangover

Here is RED HEADS play “Heebie Jeebies”.(107205)
Red Nichols, Leo McConville(tp), Brad Gowans(cnt),Miff Mole(tb),Jimmy Dorsey(cl, as), Arthur Schutt(p), Dick McDonough(bj, g),Vic Berton(d)
New York November 11, 1926

Heebie Jeebies

Here is RED HEADS play “A Good Man Is Hard To Find”.(107782-1-2)
Red Nichols(tp),Wingy Manone (cnt),Miff Mole(tb), Fud Livingston(cl),Arthur Schutt(p),Vic Berton(d)
New York September 16, 1927

A Good Man Is Hard To Find

大阪ジャズ同好会第30回例会概要(3)『ソロ・ピアノの世界』(後編)

April 11.2018

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Photo by Jazz Pioneers(Andrew Oliver)

参加者持ち寄り『ソロ・ピアノの世界』(後編)

・寺本氏(同好会世話人)

ブラインドフォールドテストとして4曲が出題されました。

録音日については記載しておりますが演奏者は記載しておりません。(正解は後日掲載致します)

1.Love Me or Leave Me(Aug.2,1929)

2.Someone to Watch Over Me(May.1949)

3.Stella by Starlight(Sep.1953)

4.Three For Cicci(March 1,1966)

本題から離れて恐縮ですが、ブラインドフォールドテストについてご報告したいことがあります。

故見富栄一氏:1982年、東京・渋谷のジャズ喫茶スイング:日本経済新聞 (2015/11/19付朝刊から)

ブラインドフォールドテストの第一人者見富栄一氏がお亡くなりになりました。

心よりご冥福をお祈りいたします。

日本経済新聞 (2015/11/19付朝刊) から故人の記事を引用致しました。

「ジャズ聴き分け 草分け(演奏者当て60年の「帝王」、傘寿超えても衰えぬ聴力)」

下記をクリックして下さい。
「ジャズ聴き分け 草分け」 

・平野

1.Aaron Diehl

ブログではYouTube映像を添付しました。
Here is Aaron Diehl plays “Single Petal of a Rose” (Live at Dizzy’s).

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Photo by courtesy of 1928 HITS ARCHIVE

2.Bix Beiderbecke
冒頭に「アスペクト・イン・ジャズ(FM放送)」から故油井正一氏の解説を付け加えました。又、ラトガース大学の研究資料からビックスが弾いていたと推測されるピアノの写真もご覧下さい。

Here is Bix Beiderbecke plays“In a Mist”.
New York, September 8, 1927

Bix’s piano:Wurlitzer baby grand, serial number 124231
Photo by courtesy of jjs.libraries.rutgers.edu

 

神戸ジャズサロン(2018年2月例会)

February 26.2018

神戸ジャズサロン会場 神戸居留地 高砂ビル 5階 「音楽サロン」

昨日「神戸ジャズサロン」(神戸ジャズ愛好会と会員は同じ)に参加しました。

今回のテーマは「昔、ジャズに惹き込まれたアルバム(演奏)」でした。ベテラン会員の方から面白い話が聞けとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

以下、ベテラン会員の方がお持ちになったレコード.CDをご紹介します。

1.Yさん(大阪ジャズ同好会でいつも素敵な選曲をされます)

Lionel Hampton All Stars ‎– The “Original” Star Dust
昭和29年、ご親戚の家でこの演奏をお聞きになったそうです。
いつもはCDしかお持ちにならないのですが、今回は「ご購入された4枚のSP」(上記写真)、「10インチ」「12インチ」をご持参されました。
曲が流れると「僕もこれ買ったで」とか「ラジオでよう聞いたな」と皆さん盛り上がってました。

2.Fさん

高校生の時の音楽クラブの顧問を故油井正一さんにお願いされていたことから、油井さんの思い出話をされました。
ご紹介されたCDは「THE AMAZING SHOICHI YUI VOLUME 2」 じ・あめいじんぐ油井正一 Vol.2
Kさんが配付された曲リストも上記に添付しました。

3.Tさん(トラッド愛好家で私が神戸の例会に参加して以降懇意にさせて頂いています)
日本コロンビアのHistory Of Jazz Vol.1を自作CDにされていました。(写真)
尚、昭和25年に発売されたSPも購入されていたそうですが、最初の赴任地を離れる際に捨てられたということです。

(1)King Oliver’s Jazz Band: High Society Rag Okeh 4933
June 22, 1923

又、神戸ACC(アメリカ文化センター)でのジャズレコードコンサート(解説故末廣光夫さん)の思い出話を披露され、印象に残った3曲を紹介されました。
(2)Jelly Roll Morton’s Red Hot Peppers: Original jelly roll blues
(3)Jelly Roll Morton’s Red Hot Peppers: Doctor Jazz
December 16, 1926

(4)Louis Armstrong And His Hot Five: Muskrat ramble
February 26, 1926

「末廣さんは須磨の放送局(現在のラジオ関西)での生放送の直後に多くのレコードを風呂敷に包んで、市電(現在は廃線)に乗ってアメリカ文化センターに来られていた」

4.Mさん(本例会の主宰者)
末廣さんのお兄さんに貸したまま、長い間返却されなかった「Vic Dickenson Showcase」
(1)Jeepers creepers
(2) Russian lullaby
Ruby Braff (tp) Vic Dickenson (tb) Edmond Hall (cl) Sir Charles Thompson (p) Steve Jordan (g) Walter Page (b) Les Erskine (d)
New York, December 29, 1953

Photo by KobeJazz Jp.

Mさんは若い頃からレコードコンサートの主宰をしたかったそうですが、その当時故末廣光夫さんから「レコードコンサートなんか止めとけ」と言われたそうです。
その後、Mさんが開始された例会には末廣さんは解説をされていました。

昭和29年12月12日 東京 日本テレビにて。
右から、鳥居則達(Vo)、大越泰三(Tb)、福井康平(Banjo)、小曽根実(p)、右近雅夫(Tp)、油井良光(Cl)、鈴木敏夫、?さん
Photo by courtesy of Kobejazz.jp

休憩中に最近お亡くなりになった小曽根実さんの写真をご覧になったTさんが「このクラ、油井さんの弟やで」と教えて頂きました。

最後に故油井正一氏がミュージックライフ(音楽誌)に故末廣光夫氏を紹介された記事を添付します。番組のテーマ音楽を聴きながらお読み下さい。