August 12,2020
持ち寄り『ビル・エヴァンス(p)とその周辺』
・竹村功(当日配付されたご紹介文を編集せず添付しました)
名曲「Someday My Prince Will Come(いつか王子様が)」の聴き比べをすると、ビル ・エヴァンスの進歩がよくわかります。
1. 「The Bill Evans Trio “Live”」 (Verve) (1964)
Bill Evans(p),Chuck Israels(b),Larry Bunker(ds)
カリフォルニア州の「The Trident club」の実況録音。
2. 「CONSECRATION-the last」(Alfa) (1980)
Bill Evans(p),Mark Johnson(b),Joe Labarbera(ds)
ニューヨークのクラブ『キーストン・コーナー』での亡くなる二週間前の 実況録音。ピアノトリオの最高峰だと思います。
1965年の映像を追加添付させて下さい。
Here is Bill Evans Trio play ”Someday My Prince Will Come”.
Bill Evans (p),Chuck Israels (b),Larry Bunker (ds) March 19th, 1965 in London
竹村さんは当日のコメントと同じ内容をFacebookで記載されています。(一部転載させて頂きます)
1973年の1月に、ビル・エヴァンスは初来日をします。エディ・ゴメス(b)、マ―ティー・モレル(ds)のトリオ。
大阪のフェスティバル・ホ―ルで、1月12日と18日の2回の公演が、あったようですが、遠い昔なのでどちらの日に行ったかは、忘れてしまいました。当時のフェスティバル・ホ―ルには、併設に「大阪グランドホテル」があり、演奏者はたいていそのホテルに泊まっていました。私は、サインをもらうため、ホテルのロビーによく待機したものです。😄昔の事で記憶が曖昧ですが、ホテルの喫茶室に太った外国人が、何人かとにぎやかにいるではありませんか。まさか、その人がビル・エヴァンスとは、思いもよらなかったのです。
ビル・エヴァンスといえば、名盤「ポ―トレイト・イン・ジャズ」のジャケット写真にあるような、痩せて学者風な神経質そうな風貌しか知りません。全く顔が変わっていました。という訳で、確かサインはもらい忘れたと思います。😖
・寺本世話人
1.Here is Don Elliott and Bill Evans play “I’ll Take Romance”.
Don Elliott(vib,percussion) Bill Evans(p) rehearsal , Don Elliott’s Studio, Weston, CT, 1956-1957
1曲追加させて下さい。
Here is Don Elliott and Bill Evans play ”Tenderly”.
Don Elliott(vib,percussion) Bill Evans(p)
2.Here is Miles Davis Quintet play “Walkin’”.
Miles Davis(tp) John Coltrane(ts) Bill Evans(p) Paul Chambers(b) Philly Joe Jones(ds) NYC, Cafe Bohemia, Greenwich Village, 17 May 1958
3. Here is Art Farmer Quintet play “Mox Nix”.
Art Farmer(tp), Benny Golson(ts),Bill. Evana(p), Addison Farmer(b), Dave Bailey(ds) Nola Studios, NYC, September 10,11 & 14, 1958
・平野
「Explorations」の日本盤解説を執筆された故中野宏昭氏についてお話ししました。
日本盤解説(中野宏昭)
「例えば、その場所は、かって私が居たことのある工業港に面したアパートの一室である。
夜が明け切らない午前4時半頃、刺すように冷たい朝だったが、ベランダ越しに見る石油タンク群は朝モヤの中に包まれて、乳首色の温もりを感じさせている。そんな時に聞こえてくるのが、ビル・エヴァンスのピアノではなかったろうか。早朝の冷気のようにキリッと締まったエヴァンスのピアノの音と、その音たちが描き出すメロディック・ラインの優しげな風情には、こんな光景が似つかわしい。ビル・エヴァンスの音楽の魅力は、タッチにおける清冽な厳しさと、感情表出におけるナイーブさという二つの異ったものの調和であり、相乗であるのだから。」
上記解説文の場所がどこであるか?日本盤発売時(1976年)からずっと知りたかった場所でした。後年、札幌に赴任し釧路事務所出張時によく行ったジャズ喫茶「THIS IS」で場所が判明しました。
故小林マスターから「中野君は高校生の時、毎日来ていましたよ!」この言葉で長年の疑問が解けました。その場所は釧路であると確信しました。(釧路は朝が早く石油タンクもあります)
Here is Bill Evans Trio play ”Israel”.
Bill Evans(p), Scott LaFaro(b), Paul Motian(ds)
Explorations(Riverside RLP 351) NYC, February 2, 1961