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大阪ジャズ同好会第44回例会概要②特集「Billie Holiday on Decca 〜MGM Years 1944~1959」解説 寺本泰規氏

October,13,2020

(当日配付されたレジュメに沿って、ブログ作成者が音源の代替として写真等を添付させて頂きました。)

ビリー・ホリディの代表的録音と言えば、Columbia,Commodoreに代表される前期のものが好まれて聴かれますが、Deccaから始まる中期及び後期の録音は酒や薬による声の衰えなどを理由に余り評価されることが少ないように感じます。今日の特集ではそのDeccaから最晩年のMGMに至るまでの録音をたどることにより、彼女の魅力を再発見していただきたいと考えています。
さて、Deccaへの最初の録音は次の曲から始まります。この作詞者については新たに発見された逸話などが残っていますが、その話は次の機会にして先ずは聴いていただきましょう。

  1. 「Lover Man (oh, where can you be?)」(0ct,04,1944)(Decca,MCA-3029)
    Billie Holiday with Toots Camarata Orchestra(NYC, 50 West 57th Street, Decca Studio’s)

Deccaでは多くがストリングスの伴奏で録音されましたが、そのためにより彼女の唄に焦点が当てられ、唄の素晴らしさを十分に味わうことが出来ます。映画『New Orleans』の撮影の合間に行われた次のコンサートでは、麻薬の影響で音程が不安定となり、彼女本来のパフォーマンスをすることが出来ませんでした。

  1. 「Trav’lin’ Light」(0ct,07,1946)
    prob. Howard McGhee(tp) Trummy Young(tb) prob. Illinois Jacquet(ts) Kenny. Kersey(p) Barney Kessel(g)Charlie Drayton(b) Jackie Mills(ds)(LA,Shrine Auditorium)
映画『New Orleans』(Photo by Billie Holiday Discography)

1947年になるとエスクワイアー誌の表彰記念として、アーサー・ゴッドフリー・タイムに出演します。

3.「The: Man I Love」(Jan,13.1947)(Totum 1037)
Arthur Godfrey Time -,Including ’Esquire Gold Awards 1947’
(New York City, CBS Studio 58) withTeddy Wilson(p)

Billie and Teddy Wilson from Arthur Godfrey radio show Photo by Billie Holiday Discography

Decca時代には名唱が多いのですが、その中でも一二を争うのが次の録音です。声良し、表現力良しで文句の付けようがありません。

  1. 「Crazy He Calls Me」 (W75422-A)(0ct,19,1949)(Decca MCA-3029)
    Gordon Jenkins and his Orchestra
    (New York City, 50 West: 57th Street, Decca Studio’s)
Photo by Billie Holiday Discography

次はStoryvile Clubでの録音を聴いて下さい。珍しくもStan Getzが伴奏しています。

Photo by Wikipedia
  1. 「Lover Come Back To Me」(0ct,29,1951)(Storyville. K18P9350)
    Billie Holiday& Her Trio with Stan Getz (Boston, Storyville Club, Copley Square Hotel)
    Stan Getz(ts) Buster Harding(p) Jimmy Raney(g) John Fieds(b) Marquis Foster(ds)

彼女の長年の飲酒、ドラッグ、タバコによりこの頃から声が荒れてきます。その頃Billieはノーマン・グ ランツのMercuryレコードとの初めてのスタジオ・レコーディングを行います。

  1. 「East of The Sun」(Mar,26,1952)(Verve 314 513 860-2~869-2)
  2. 「I Only Have Eyes For You」(Mar,1952)(Verve 314 513 860-2~869-2) Billie Holiday and her Orchestra(Los Angeles, Radio Recorders studio)

1953年8月に以前から抱えていた虫歯による膿瘍が発生し、一時収まったものの10月には再発し、つらか った時期に録音されたのがStoryville Clubでの次の演奏です。膿瘍の影響は余り感じらず、声も少し安定感を取り戻した感があります。その次は1954年1月には初のヨーロッパ楽旅に出発し、楽旅から帰国した後のクラブ出演のものです。

  1. 「You Go To My Head」(0ct,12,1953)(Storyville K18P9350)
    Billie Holiday & Her Trio(Boston, Storyville Club, Copley Square Hotel)
    Carl Drinkard(p) Jimmy Woode(b) Peter Littman(ds)
  2. 「Blue Moon」(Mar,07,1954)(UPCD 27.81/27.82)
    (Boston, Hi Hat Club)
    Carl Drinkard(p) Jimmy Woode(b)

次のセッションではグランツが自由でリラックスした雰囲気にするために、ミュージシャン達にのびのびとソロ交換させ、その中でビリーがスウィングすることにしました。そのセッションから1曲聴いて下さい。

  1. 「Ain’t Misbehavin’」 (Feb,14,1955)
    Charlie Shavers(tp) Tony Scott(cl) Budd Johnson(ts) Billy Taylor(p) Billy Bauer(g) Leonard Gaskin(b) Cozy Cole(ds)

この頃になると音域、イントネーション、ブレスコントロールなどでの限界が明らかになってきており、ため息、ためらうような歌い出し、甲高い裏声、声色に変化を付けるような歌い方になっていきます。しかし次のセッションは共演者の素晴らしさと共にこの時期にしては優れたものと言えると思います。

  1. 「It Had To Be You」(Aug,23~25,1955)(Verve 314 513 860-2~869-2)
    Billie Holiday and her Orchestra (Los Angeles; Radio Recorder’s studio)
    Benny Carter(as) Harry Edison(tp) Jimmy Rowles(p) Barney Kessel(g) John Simmons(b) Larry Bunker(ds)

次は1937年1月25日 Brunswickに吹き込まれた同曲と比較して聴くのも良いと思います。

  1. 「I Must Have That Man」(June,06,1956)(Verve 314 513 860-2~869-2)
    Billie Holiday with Tony Scott and his Orchestra (New York City; Fine Sound Studios)
    Paul Quinchette(ts) Charlie Shavers(tp) Tony Scott(cl) Wynton Kelly(p) Barney Kessel(g) Aaron Bell(b) Lenny McBrowne(ds)

さて、いよいよ議論の的になった『Lady in Satin』からの一曲です。このアルバムはこれまでの彼女の人生と彼女の唄との関係を深く知れば知る程、感銘を与えるものとなっています。ただこの録音のディレク ターでもあるレイ・エリスは「たった一つのフレーズを歌うだけででも、彼女は音程を維持できなかった。 私は今でも、このアルバムを聴くたびに悲しくてやりきれないんだ」とも語っています。

  1. 「I’m A Fool To Want You」(Feb,20,1958)(Columbia 88697492002)
    Ray Ellis and his Orchestra(Now York City)

いよいよ彼女の最後のスタジオ・レコーディングに臨みます。この時彼女は高い椅子に看護婦が脇を支えてもらいながら唄っていたそうです。またこのレコーディングはシナトラみたいに唄いたいと言い、下記の曲もアルバムに入れられました。

  1. 「I’ll Never Smile Again」(Mar,03,1959)(MGM MM2091)
    Billie Holiday with Ray Ellis & his Orchestra(New York City, Metropolitan Recording Studio)

今回はビリー・ホリディの中後半生をたどってきましたが、如何だったでしょうか。この時期の録音は案外聴かれていなかったのではないでしょうか。これを機会にもう一度彼女の歌を聴き直して頂きたいと思います。

大阪ジャズ同好会第41回例会持ち寄り(2020年2月9日)『ジャム・セッションの名演』②

 

February 13,2020

2月例会『ジャム・セッションの名演』後半ですが、例会案内の一部を引用します。

「戦前からジャム・セッションは存在していましたが、それを商業的なコンサートにしたのはノーマン・グランツでした。」

Photo above of Norman Granz by courtesy of Penn State News

・寺本世話人

「J.A.T.P. At The Opera House」(Verve.MI 3009)
本アルバムは日本盤JATPシリーズを購入された熱心なファンにプレゼントされた非売品です。

Lester Young, Illinois Jacquet, Flip Phillips(ts) Sonny Stitt(as) , Oscar Peterson (p) Herb Ellis(g), Ray Brown (b), Jo Jones(ds) ” Shrine Auditorium”, LA, CA, Oct.25, 1957

上記録音は「Stan Getz & J.J.Johnson lat The Opera House」(stereo盤)と同じ日、同じ場所での録音です。

アルバムの表裏写真を添付します。

当日ご紹介された「The Slow Blues」は音源の関係で提供できませんので、代替として10月9日に行われた別グループの録音を添付します。

Here is JATP All Stars At The Opera House play “Stuffy”.
Roy Eldridge (tp) J.J. Johnson (tb) Stan Getz, Coleman Hawkins (ts) Oscar Peterson (p) Herb Ellis (g) Ray Brown (b) Jo Jones (ds)
Concert “Shrine Auditorium”, Los Angeles, October 9, 1957
Verve MGV8267, MGVS6029, V-8489,

1957年の映像を添付します。

Here is Jazz At The Philharmonic 1957 Little Jazz Roy Eldridge
Roy Eldridge(tp),Oscar Peterson(p) Herb Ellis(g),Ray Brown (b),Jo Jones(ds)

・平野

選曲に際しては戦前からアメリカで発売されていた雑誌”Esquire’s Jazz Book”を参考にしました。

1.Esquire Metrpolitan Opera House Jam Session
Here is Esquire All Stars play “Spotlight Band Thema~Esquire Blues”.
Roy Eldridge (tp), Jack Teagarden (tb), Barney Bigard (cl), Coleman Hawkins (ts),
Art Tatum (p), Al Casey (g), Oscar Pettiford (b) ,Sidney Catlett (ds)
Metropolitan Opera House, New York, January 18, 1944

上記コンサートについては下記添付の拙ブログにも記載しました。

こちら ▶️

2. Esquire Poll Winners 1947(Coleman Hawkins And His All Stars)
Here is Esquire Poll Winners 1947 play “Jumpin’ for Jane”
Fats Navarro (tp) ,J.J. Johnson (tb), Budd Johnson (as), Coleman Hawkins (ts) ,
Marion DiVeta (bs) ,Hank Jones (p), Chuck Wayne (g) ,Jack Lesberg (b), Max Roach (ds)
New York, December 11, 1947

神戸ジャズ愛好会11月例会(2019年11月24日)②

November 28,2019

神戸ジャズ愛好会11月例会概要の後半(2回目)もお楽しみ下さい。

最初に特集『私の好きなマイルス・デヴィスの演奏』でご紹介された演奏です。

・Kb氏

「Miles Davis Quintet Live In Europe 1967」
当日ご紹介された2曲を含め4曲添付します。

Here is Miles Davis Quintet play “Agitation~Footprints~Around Midnight~Gingerbread Boy”.
Miles Davis(tp) Wayne Shorter(ts) Herbie Hancock(p)Ron Carter(b)Tony Williams(ds)

・Sw氏「大好きなTime After Timeを聴いて下さい」

Here is Miles Davis play “Time After Time”.
Live in Germany 1988 (Munich Philharmonic Concert Hall)

・N瀬氏

「Miles Davis Live in Montreux 1991」
Here is Miles Davis plays “Introduction〜 Boplicity〜Maids Of Cadiz〜The Duke〜My Ship〜Miles Ahead〜Blues For Pablo〜Orgone〜Gone, Gone, Gone〜 Summertime〜Here Come De Honey Man〜The Pan Piper〜Solea”.

映像コーナー『North Sea Jazz Festiva 1979〜Tenor Saxophone Battle』

Here is Tenor Saxophone Battle, North Sea Jazz Festival 15 July 1979.
Illinois Jacquet, Dexter Gordon, Arnett Cobb, Buddy Tate and Budd Johnson
Hank Jones(p) Gene Ramey(b) Gus Johnson(ds)

21:20〜「Laura」by Dexter Gordon
28:30〜「Darn That Dream」by Illinois Jacque
3305〜「Yesterday」by Budd Johnson
38:08〜「Deep Purple」by Arnett Cobb
42:55〜「She Got It」by Arnett Cobb and Buddy Tate

大阪ジャズ同好会第39回(2019年10月13日)「日本盤ヴィンテージ・シリーズの魅力」②

October18,2019

担当 平野隆史

特集「日本盤ヴィンテージ・シリーズ」の2回目です。今回も油井正一氏による解説文(一部抜粋)を添付します。(当日補足資料として配付しました)

1.「グランド・テラス・バンド/アール・ハインズ」
Here is Earl Hines And His Orchestra play ”G. T. Stomp”.
Earl Hines And His Orchestra:Walter Fuller (tp,vcl) Milton Fletcher, Ed Sims (tp) George Dixon (tp,as,bar) Ed Burke, John Ewing, Joe McLewis (tb) Omer Simeon (cl,as) Leroy Harris (as) Budd Johnson (as,ts,arr) Robert Crowder (ts) Earl Hines (p) Claude Roberts (g) Quinn Wilson (b,arr) Alvin Burroughs (ds) Horace Henderson, Jimmy Mundy, Skippy Williams (arr) NYC, July 12, 1939

1928年シカゴのクラブ「グランド・テラス」で旗挙げされ、以後19年にわたって彼がひきいていたすばらしいビッグ・バンドの演奏だ。
1928年末―正確にはハインズの誕生日にあたる12月28日 に、シカゴのサウス・サイドに開店した「グランド・テラス」 は中央にダンス・フロアー、周囲にテーブル、入口の反対側にはるかはなれてバンド・スタンドが配置され、フロアー・ショウもよび物のひとつになっていた。このクラブの主たる株主は、夜の大統領アル・カポネが所有していたといわれる。1929年はシカゴ・ギャングの跳梁が絶頂に達した年で、「聖ヴ アレンタイン・デイの虐殺」が行われた年でもあった。ハインズのバンドはこのクラブを牙城とし、幾多の俊英を世に送りだしたが、このアルバムに収録されているのは、ス イング時代の絶頂期、1939年7月から40年6月にかけての一 年間に吹きこまれた名演16曲である。

2.「ボディ・アンド・ソウル/コールマン・ホーキンス」
Here is is Coleman Hawkins plays ”Body and Soul”.
Tommy Lindsay, Joe Guy (tp) Earl Hardy (tb) Jackie Fields, Eustis Moore (as) Coleman Hawkins (ts,arr) Gene Rodgers (p,arr) Oscar Smith (b) Arthur Herbert (ds) Thelma Carpenter (vcl) Hazel Scott (arr) NYC, October 11, 1939

ジャズの歴史上最も有名なレコーディングのひとつである。しかしホーキンス自身はこのレコードの伝説的なヒットに首をかしげ、「私はいつもこのように吹いていた。どうしてこのレコードだけが圧倒的にうけたのかがわからない」といっている。ヨーロッパに渡って5年間をすごしたホーキンスの帰国第一作であり、ヨーロッパでのレコーディングはアメリカでも発売されていたというが、つねに「オーバーなほどセンチでテクニック過剰だ」としてミュージシャンと批評家から過少評価をうけていたーときくと、このレコードがうけた原因も解明できそうだ。しかし立派な作品であることにはかわりない。

3.「ジャズの巨人/シドニー・べシェ」
Here is Sidney Bechet and his New Orleans Feetwarmers play ”Egyptian Fantasy”.
Sidney Bechet and his New Orleans Feetwarmers:Henry Allen(tp) J.C. Higginbotham(tb) Sidney Bechet(cl) James Tolliver(p) Wellman Braud(b) J.C. Heard(ds) New York, January 8, 1941

シド ニー・ベシェは、ジャズ・クラリネットおよびソプラノサックスの大巨星であった。彼の全盛期のレコードは、比較的知られていない。(中略)… ここにはじめてビクターに残された、彼の中期の傑作16曲が公開された。これらを聴いて、シドニー・べシェがジャズ界に残した偉大な功績を再認識されるファンも多いだろうし、またそうあってほしいものである。その力強さ、その創造力、そして絢爛たる表現力は、彼の偉大さを証明するものでなくして、何であろうか?

番組のバージョンとは異なります。

4.「エスクァイアー・オール・アメリカン・ホット・ジャズ」
Here is Leonard Feather’s Esquire All Americans play ”Long, Long Journey”.
Leonard Feather’s Esquire All Americans:(by the 1946 Esquire Hot Jazz Award Winners)
Louis Armstrong (tp,vcl) Charlie Shavers (tp) Jimmy Hamilton (cl) Johnny Hodges (as) Don Byas (ts) Duke Ellington, Billy Strayhorn (p) Remo Palmieri (g) Chubby Jackson (b) Sonny Greer (ds) New York, January 10, 1946

「プレイボーイ」誌に圧倒された観があるが、「エス クァイアー」は1930年代以降最もよく読まれた男性向き月刊 誌であった。 当時の編集長(現在は発行人)アーノルド・キングリッチは陽のあたらぬ芸術だったジャズをこの雑誌にとりあげた先覚者で、1944年に評論家レナード・フェザーをジャズ部門の専任記者に委嘱すると共に、人気投票をやるための専問委員会を設けた。(読者投票ではなかった) 年鑑を出すとともに、人気投票の首位を集めて毎年1月にニューヨークのメトロポリタン・オペラハウスやロスアンジェルス、さらにはニ ューオリンズで、「オールスター・コンサート」を開催した。各楽器の首位が「金賞」、第二位が「銀賞」を与えられ、 45年からは「新人賞」(銅賞)も設けられ、1947年末で終ったが一流雑誌がこのように力を入れたことが、ジャズの発展に与えた影響は実に大きかった。

30センチのSP盤ですが、転勤時の引っ越しで割れてしまいました。

(デューク・エリントンのアナウンスが翻訳されています)
「皆さん、デューク・エリントンです。 レナード・フェザーやすばらしいオール・スター・オーケストラとご一緒できて嬉しく思います。この1曲には私も加わって、ルイ・アーム ストロングが歌います。さあはじめよう。レナード。」 レナード・フェザー作のブルース。 ソロイストは、アームストロング(トランペット) → ホッ ジス→アームストロング(ヴォーカル)→エリントン (ピア ノ) →アームストロング(ヴォーカル)。

5.「巨星(Dizzy Gillespie)」
Here is Dizzy Gillespie Band play ”52nd Street Theme”.
Dizzy Gillespie(tp) Don Byas(ts) Milt Jackson(vib) Al Haig(p) Bill DeArango(el-g) Ray Brown(b) J.C. Heard(ds) New York, February 22, 1946

LP 初期に「52番街のジャズ」として発売されたことがあるが、(中略)…レイ・ブラウンの弓弾き部分が面白い。ミルト・ジャクソンとしては最も初期の録音に属する。ヴァイブの音があまりよくないのは、当時ボロボロのヴァイブを引いていたからであろう。

Photo by britannica.com

6.「ビ・バップ・エラ/モダン・ジャズの夜明け」
Here is Kenny Clarke And His 52nd Street Boys play “Royal Roost”.
Kenny Clarke And His 52nd Street Boys: McKinlay Dorham (Kenny Dorham), Fats Navarro (tp), Sonny Stitt (as), Ray Abrams (ts), Eddie DeVerteuil (bs), Bud Powell (p), John Collins (g), Al Hall (b), Kenny Clarke (ds), Gil Fuller (arr) New York, September 5, 1946

(中略)編曲はガレスピー楽団の諸作で定評のあるギル・フラーが担当した。だから変則的な編成で、ビッグバンド的なサウンドをもつ部分もある。 バド・パウエル、ソニー・スティットの好プレイと共に、2人のトランぺ ット奏者が印象に残る。どのソロが誰かは皆さんの判断にまつしかないが、「ロイヤル・ルースト」はワン・コーラス毎にドーハム・ナヴァ 口がソロを交換してい るようにきこえる。それが二回づつあり、この個所の トランペットは四コーラス (1コーラス 12小節の ブルース)である。

Photo by Wikipedia

Here is is Metronome All-Star Bands play “Victory Ball”.
Metronome All-Star Bands:Miles Davis, Dizzy Gillespie, Fats Navarro(tp) J.J.Johnson, Kai Winding (tb) Buddy DeFranco(cl) Charlie Parker(as) Charlie Ventura(ts) Ernie Caceres(bs) Lennie Tristano(p) Billy Bauer(g) Eddie Safranski(b) Shelly Manne(ds) RCA Studios, NYC, January 3, 1949

「ヴィクトリー・ボール」はテーマのあとアルト(パーカー)。そのあとを16小節づつ、マイルス?→デフランコ→ウィンディング?→ ヴェンチュラ → J.J.→ナヴァロ?と続く。ピアノだけが一コーラスのソロをとり、以下キャセレス→ガレスピー? と続いて、ラストのアンサンブルに入リ、そのブリッジをデフランコがとる。この曲は「ス・ワンダフル」のコードにレニ ー・トリスターノが書いたもの。ビリー・バウァー(ギター) はソロこそとらないが、すばらしいアンサンプル、ワークをきかせている。