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大阪ジャズ同好会(2018年8月例会)スイング時代の3大セッション①

August 18,2018

 

スイング時代の3大セッションをブラインドフォールドテスト形式で聴き比べしました。

全18曲(1~6ラウンド)がご紹介されました。本日は前半の9曲(1~3ラウンド)をお楽しみ下さい。

1.On the Sunnyside Of The Street

 

2.Mary Had A Little Lamb

 

3.Harlem Lullaby

 

4.Ring Dem Bells

 

5.Here’s Love In Your Eyes

 

6.For Sentimental Reasons

7.Shufflin’At The Hollywood

 

8.Right Or Wrong

 

9.Lover Come Back To Me

大阪ジャズ同好会特集『ボビー・ハケット大全集』

May 01.2018

Photo by courtesy of Swing DJ Resources

ボビー・ハケット大全集(2017年6月5日) 解説 寺本 泰規氏(同好会世話人)

ボビー・ハケットというミュージシャンをはたして何人の人がご存知でしょうか。リーダーアルバムもそれほど多いわけでもないのに、印象的なプレイを我々に残してくれました。

今日はボビー・ハケットの業績を残された数々の演奏からたどり、あらためて彼のプレイに注目してもらえれば幸いです。

さて彼のファーストレコーディングは何かということですが、それは1937年3月24日にDick Robert san & His Orchの一員として吹き込まれたものです。しかし彼が注目されるようになったのは、ベニー グッドマン・カーネギー・ホール・コンサートでジャズの歴史をたどるメドレーの中で、ビックス ・バイダーベックの名演を再現したときの演奏からだと思います。まず最初にその演奏を聴いていただきましょう。

1.「I’m Coming Virginia」(2:15)(Jan 16,1938)
Soloist Bobby Hackett(cor) Allan Reuss(g)

ハケットはビックスに似ていると言われることもありますが、ビックスのアタック鋭いサウンドは なく、中音域を主体とした柔らかい音が特徴です。また、後で紹介するヴォーカルのバックで吹くオブリガードのうまさは彼ならではのもので正に絶品と言えるでしょう。

次はユービー・ブレイクの名曲を聴いていただきましょう。ここでは彼の特徴である中音域を生か したソロが聴かれます。
2.「Memories Of You」(3:18)(July, 12,1938)
Bud Freeman & His Gang
Bobby Hackett(cor) Pee Wee Russell(cl) Dave Matthews(as) Bud Freeman(ts) Eddie Condon(g) Jess Stacy(p) Artie Shapiro(b) Dave Tough(ds)

Photo by Discogs

ハケットは1941年7月から1942年9月までグレン・ミラー楽団に在団しますが、元々は欠員となってい たギター奏者として雇われます。しかしコルネット奏者としても印象的なソロを残しています。ここではその代表的なソロを聴いていただきます。

3.「A Strings Of Pearls」(3:47)(Nov 8,1941)
Glenn Miller & His Orchestra Soloist Bobby Hackett(cor) Jerry Gray(arr)

1946年まではリーダーセッションはあったものの、リーダーアルバムはありませんでした。 SP時代に吹き込んだ曲をLP時代(10inchs)になりまとめたのが次のアルバムで、初めてのリーダーアルバム だと思います。

4.「With A Song In My Heart」(2:39) (Feb 5,1946)
Bobby Hackett(cor) Hank D’Amico(cl) Bil Stegmeyer, Johnny Pepper(as) Wolfe Tannenbaum, Hank Ross(ts) Johnny Guarnieri(p) Carl Kress(g) Bob Haggart(b)Cozy Cole(ds) Bill Challis(arr, cond)

さて、彼が本領を発揮するのはワンホーン・クインテットの時だと思いますが、下記の演奏は正に彼のソフトでメロウなトーンとエレガンスに満ちたフレイズが堪能できるものとなっています。

5.「What A Difference A Day Made」(3:08)(Sep 13,1950)
Bobby Hackett(tp) Charlie Queener(p) Danny Perri(g) Bob Casey (b) Cliff Leeman(ds)

同じクインテットでもストリングが入るとより彼のプレイが浮かび上がるのですが、次の曲ではミ ユートプレイが日本人好みのいわゆる「泣き」が入ったものとなっています。リズムセクションにモダン派も加えたこのレコードは、キャピトル最初のリーダーアルバムとなっ ています。

6.「You Turned The Tables on Me」(2:27) (lay 11,1953)
Bobby Hackett(tp) Lou Stein(p) Billy Bauer(g) Arnord Fishkind(b) Denzil Best(ds) with strings

キャピトルに移籍後、ムードミュージックで有名なジャッキー・グリースン楽団でソロイストとし てフューチャーされたアルバムを7枚ほど作りますが、それぞれ50万枚以上売り上げてゴールドディスクとなっています。その中から1曲お送ります。
7.「Yesterdays」(3:06)(1954)
Jackie Gleason & His Orchestra featuring Bobby Hackett(tp)

彼はキャピトルレーベルにおいてグリースン楽団だけではなく、自己のグループを率いてコンボで のレコーディングを残していますが、その中からジャケットのデザインが秀逸な「Rendezvous」から 一曲選んでみました。この曲はカーク・ダグラス主演の映画「Young man with a horn」(邦題「情熱 の狂想曲」)でドリス・ディが唄う場面が印象的でした。

8.「The Very Thought Of You」(2:35)(1956)
Bobby Hackett(tp) with Orchestra conducted by Glenn Osser

今度はライブ演奏を聴いていただきましょう。シャンソンの名曲でジャズでも取り上げられること の多い「枯葉」です。メンバーがモダンジャズメン3名、スイング時代からのベテラン2名の合わせて 5名が何の違和感もなく、一緒にプレイしているところがジャズのすごいところだと思います。
9.「Autumn Leaves」(6:34) Jan 31,191)
Dizzy Gillespie(tp) Bobby Hackett(tp) Mary Lou Williams(p) George Duvivier(b) Grady Tate(ds)

ハケットは唄伴でもその能力を最大限に発揮します。オブリガードのうまさは他のミュージシャン と比べても特筆すべきものがありますが、特にリー・ワイリーとは1950年12月に吹き込んだ名盤「Night In Manhattan」でも既に共演しており、実に22年ぶりの共演となりました。

10.「Moon River」(3:15) (June 5,1972)
Lee Wiley(vo) Bobby Hackett(cor) Teddy Wilson(p) Bucky Pizzarelli(g) George Duvivier (b) Don Lamond(ds)

続いてはテレサ・ブリュワーの唄に伴奏した時のものです。そのうち2曲目の「I’ve Got A Crush On You」は先ほどの「Night In Manhattan」でもワイリーと共演しており、興味のある人は比べてみるのも一興かと思います。
11.「If I Had To You~I’ve Got A Crush On You」(4:49)(1973)
Teresa Brewer(vo) Bobby Hackett(tp) Hank Jones(p) Art Ryerson(g) Richard Davis(b) Ted Sommer(ds) Johnny Mince, Hank Freeman, George Berg, Toots Mondello(sax) James Maxwell, Nax Kaminsky, Mel Davis(tp) Warren Covington, Vic Dickenson, Urbie Green(tb)

先ほどのガレスピーとの共演と同じように、今度はモダンジャズの巨人ズート・シムズとの共演で す。それ以外のメンバーもモダンジャズメンで固められており、彼が如何に柔軟性のとんだプレイヤ ーであるかということを如実に示しています。モダンジャズメンの中にあっても彼の個性は決して理没することなく、しっかりと自己主張しており、彼らと対等に渡り合っています。
12. 「These Foolish Things」(5:50)(Aug. 3,1974)
Bobby Hackett(tp) Zoot Sims(ss) Hank Jones(p) Bucky Pizzarelli(g) Richard Davis(b) Mel Lewis (ds) Glenn Osser(arr)

この特集の締めくくりとして、多分彼のラストレコーディングと思われるアルバムから1曲お送りします。このアルバムは映画、ジャズ・クラシックびスタンダードから選曲されたきわめて彼らしいアルバム作りとなっています。その中から彼の得意とするディキシースタイルで「Tin Roof Blues」 を聴いてください。
13. 「Tin Roof Blues」(3:46)(1976)
Bobby Hackett(tp) Dave McKenna(p) Bob Daugherty(b) Ron Lundberg(ds)

皆さんいかがだったでしょうか。彼が如何に融通性に富み、リーダーアルバムにおいても、他の楽 団のソロイストにおいても、唄伴においても一流の演奏者であることがおわかりになったと思います。 これを機会にもっとハケットの演奏に興味を持っていただけたら幸いです。

[補足]Bobby Hackettの公式ファンクラブがFacebookで公開されています。

こちらをクリックして下さい。⇨Fans of Bobby Hackett(NOT BUDDY)

Tommy Dorsey And His Clambake Seven featuring Edythe Wright

March 19.2018

Photo by Pinterest

One of Tommy Dorsey’s best vocalists of the 1930s was Edythe Wright.

Today I would like to introduce Tommy Dorsey and His Clambake Seven featuring Edythe Wright.

Photo by Wikipedia

週末の神戸ジャズ愛好会でJimmy Dorsey(ジミー・ドーシー)を紹介することにしました。詳細は来週に記載します。

そんな訳で先週は兄貴の演奏を聞いてばかりでしたので、本日は弟Tommy Dorseyトミー・ドーシー)を聞いています。

「 Tommy Dorsey and His Clambake Seven featuring Edythe Wright(トミー・ドーシーコンボ名演集ーイーディス・ライト快唱集)」

誠にお恥ずかしい話ですがTommy Dorsey and His Clambake Sevenをあまり真剣に聞いておりませんでした。

トミー・ドーシーというと「フルオーケストラでセンチなトロンボーンソロで魅了する」というイメージだったのですが、今回「コンボ演奏」をじっくり聞きましたらディキシー風の陽気な演奏でびっくりしています。

又、Edythe Wright(イーディス・ライト)についても情報が少なくブログに書くネタがありません。

CDを選曲・解説された柳澤安信氏も「ウィキペディア百科事典によると…..」と書かれている次第です。

それにしてもシカゴ派の強者による快調な演奏と乗りのいい歌唱で気持ちが良くなってきます。

いつか機会があれば大阪か神戸のジャズ例会で紹介したいCDです。

Tommy Dorsey And His Clambake Seven featuring Edythe Wright play  「ジャズは高鳴る」”The music goes ‘round and around”.
Sterling Bose (tp) Tommy Dorsey (tb,vcl) Sid Stoneburn (cl),Johnny Van Eps (ts) Dick Jones (p) Dick Jones (p) William Schaffer (g) Gene Traxler (b)Sam Weiss (d) Edythe Wright (vcl)
New York, December 9, 1935 98363-1

The Music Goes Around And Around

Tommy Dorsey And His Clambake Seven featuring Edythe Wright play「モンテ・カルロの一夜」 “One night in Monte Carlo”.
Sterling Bose (tp) Tommy Dorsey (tb) Tom Mace (cl) Sid Bloch (ts) Dick Jones (p) William Schaffer(g) Gene Traxler (b) Sam Weiss (d) Edythe Wright (vcl)
New York, December 21, 1935 98389-1

One Night In Monte Carlo

 

Tommy Dorsey And His Clambake Seven featuring Edythe Wright play 「お魚の舞踏会」 “At the codfish ball”.
Max Kaminsky (tp) Tommy Dorsey (tb) Joe Dixon (cl) Bud Freeman (ts) Dick Jones (p) William Schaffer (g) Gene Traxler (b) Dave Tough (d) Edythe Wright (vcl)
New York, April 15, 1936 101453-1

At The Codfish Ball

 

Dave_Tough_1947_(Gottlieb_08701)

Photo above of Dave Tough by Wikipedia

Tommy Dorsey And His Clambake Seven And Orchestra featuring Edythe Wright play 「感激の一瞬」 “Having wonderful time”.
Pee Wee Erwin(tp), Tommy Dorsey (tb), Johnny Mince (cl), Bud Freeman (ts), Howard Smith (p),Carmen Mastren (g), Gene Traxler (b) Dave Tough (d) Edythe Wright(vcl) New York, July 20, 1937 011351-1

Having Wonderful Time

 

Tommy Dorsey And His Clambake Seven featuring Edythe Wright play 「気まぐれレディー」 “The lady is a tramp”.
Pee Wee Erwin (tp) Tommy Dorsey (tb) Johnny Mince (cl) Bud Freeman (ts) Howard Smith (p) Carmen Mastren (g) Gene Traxler (b) Dave Tough (d) Edythe Wright (vcl) New York, September 11, 1937 013522-1

The Lady Is Tramp

 

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Photo by Findagrave.com