タグ別アーカイブ: George Duvivier

大阪ジャズ同好会第39回(2019年10月13日) 「新譜紹介(前半)」「ヨーロッパのジャズ(前半)

October 14,2019

大型台風が過ぎ去った翌日でしたが、今回の例会には13人が参加されました。例会概要は「新譜紹介(前半)」と「ヨーロッパのジャズ(前半)」からご紹介致します。

新譜紹介(古川 正孝氏)

『This I Dig of You』Jimmy Cobb(ジミー・コブ)最新リーダー作

本CDについては下記サイトをご覧下さい。

こちら ▶️

本CDに収録された作品はブログに添付出来ませんので、代替として2017年9月のライブ映像を添付しました。

Here is” Jimmy Cobb Trio at Jazz Forum”.
海野雅威(p), Paolo Benedettini(b),Jimmy Cobb(ds) Tarrytown, Sept. 2017

『This I Dig of You』には9月19日に死去したHarold Mabern(ハロルド・メイバーン)が参加しています。生前のハロルド・メイバーンさんの映像を追加添付しました。テレビ局(ベルギー)のカメラがハロルド・メイバーンの演奏を後ろから撮影しています。

Here is Wes Montgomery Quintet play ”Jingles”.
Wes Montgomery(g),Harold Mabern(p), Arthur Harper(b),Jimmy Lovelace(b)
(Belgium 1965)

1968年にフランスで設立されたブラック&ブルー・レコード社の作品が「ブラック&ブルー・リアル・ジャズ・クラシック」として昨年から発売されています。今回ご紹介されたジョー・ジョーンズの作品は1974年にフランスで録音したスタジオ盤に同年パリで行ったライヴ音源を1曲加えたCDです。

「Jo Jones/Caravan」

パリで撮影されたライブ映像を添付します。(ドラムソロは動く映像の方が良いと判断しました)

Here is Jo Jones play ”Caravan”.

『ヨーロッパのジャズ』(前半)

・Y瀬氏

(当日配布されたレジュメを転載します)

【世界を吹きまくった男】
トゥーツ・シールマンス(1922,04.28~2016,08.22)94歳で死去は、バロン(男爵) の称号を持つベルギー貴族。ドイツ占領中にジャズへの関心を深め、1950年のグッドマン欧州ツアーにギタリストで同行。52年にアメリカに移住し、チャーリー・パーカー、ジョージ・シアリングらと組み、ハーモニカで人気に。ブラジル音楽にも傾倒し、山本剛(p)トリオとの「IN TOKYO」ライブ盤も残す。フレンチ・テイストの濃い「CHEZ TOOTS」(1998年)から2曲と、WIKIPEDIAでは無視された形の彼の晩年を支えたヨーロピアン・クアルテット(カレル・ボエリー(p)、ヴァンデ・クライン(b)、ハンス・ウースターホウト(ds))とのライブ盤(2010年)で,その輝きをお聴きください。2006年にこのクアルテットでビルボード・ライブ大阪に来演した際、今の私と同じ84歳だった彼から上機嫌でサインをもらったのも、懐かしい思い出です。
1.「パリの空の下セーヌは流れる」
2.「ネ・マ・キテ パ 」(Don’t Lesve Me)
3. 「枯葉」

Here is Tots Thielemans plays ”La vie en rose”.(CHEZ TOOTSから)

「WIKIPEDIAでは無視された」ヨーロピアン・クアルテットと同じメンバーでのコンサート映像を添付します。

Here is ”Toots Thielemans – Live At The Hague Jazz Festival (2010)”.

Toots Thielemans(harmonica),Karel Boehlee(p),Heyn van de Geyn(b) Hans van Oosterhout(ds)

・K氏

Here is Tubby Hayes Quartet play “You For Me”.
Tubby Hayes(ts) Horace Parlan(p) George Duvivier(b) Dave Bailey(ds)
NYC Octover 3,1961

Here is Michel Petrucciani plays ”Pasolini”.
Michel Petrucciani(p) , Furio Di Castri(b), Aldo Romano(ds) (1982)

Barney Wilen 「French Ballads」から 「My Way」をご紹介されましたが、日本での映像を添付します。

Here is Barney Wilen Quartet play “Besame Mucho”.

Barney Wilen(ts),Jacky Terrasson(p),Gilles Naturel(b),Peter Gritz(ds)
April 13,1990  豊中市立ローズ文化ホール

大阪ジャズ同好会特集『ボビー・ハケット大全集』

May 01.2018

Photo by courtesy of Swing DJ Resources

ボビー・ハケット大全集(2017年6月5日) 解説 寺本 泰規氏(同好会世話人)

ボビー・ハケットというミュージシャンをはたして何人の人がご存知でしょうか。リーダーアルバムもそれほど多いわけでもないのに、印象的なプレイを我々に残してくれました。

今日はボビー・ハケットの業績を残された数々の演奏からたどり、あらためて彼のプレイに注目してもらえれば幸いです。

さて彼のファーストレコーディングは何かということですが、それは1937年3月24日にDick Robert san & His Orchの一員として吹き込まれたものです。しかし彼が注目されるようになったのは、ベニー グッドマン・カーネギー・ホール・コンサートでジャズの歴史をたどるメドレーの中で、ビックス ・バイダーベックの名演を再現したときの演奏からだと思います。まず最初にその演奏を聴いていただきましょう。

1.「I’m Coming Virginia」(2:15)(Jan 16,1938)
Soloist Bobby Hackett(cor) Allan Reuss(g)

ハケットはビックスに似ていると言われることもありますが、ビックスのアタック鋭いサウンドは なく、中音域を主体とした柔らかい音が特徴です。また、後で紹介するヴォーカルのバックで吹くオブリガードのうまさは彼ならではのもので正に絶品と言えるでしょう。

次はユービー・ブレイクの名曲を聴いていただきましょう。ここでは彼の特徴である中音域を生か したソロが聴かれます。
2.「Memories Of You」(3:18)(July, 12,1938)
Bud Freeman & His Gang
Bobby Hackett(cor) Pee Wee Russell(cl) Dave Matthews(as) Bud Freeman(ts) Eddie Condon(g) Jess Stacy(p) Artie Shapiro(b) Dave Tough(ds)

Photo by Discogs

ハケットは1941年7月から1942年9月までグレン・ミラー楽団に在団しますが、元々は欠員となってい たギター奏者として雇われます。しかしコルネット奏者としても印象的なソロを残しています。ここではその代表的なソロを聴いていただきます。

3.「A Strings Of Pearls」(3:47)(Nov 8,1941)
Glenn Miller & His Orchestra Soloist Bobby Hackett(cor) Jerry Gray(arr)

1946年まではリーダーセッションはあったものの、リーダーアルバムはありませんでした。 SP時代に吹き込んだ曲をLP時代(10inchs)になりまとめたのが次のアルバムで、初めてのリーダーアルバム だと思います。

4.「With A Song In My Heart」(2:39) (Feb 5,1946)
Bobby Hackett(cor) Hank D’Amico(cl) Bil Stegmeyer, Johnny Pepper(as) Wolfe Tannenbaum, Hank Ross(ts) Johnny Guarnieri(p) Carl Kress(g) Bob Haggart(b)Cozy Cole(ds) Bill Challis(arr, cond)

さて、彼が本領を発揮するのはワンホーン・クインテットの時だと思いますが、下記の演奏は正に彼のソフトでメロウなトーンとエレガンスに満ちたフレイズが堪能できるものとなっています。

5.「What A Difference A Day Made」(3:08)(Sep 13,1950)
Bobby Hackett(tp) Charlie Queener(p) Danny Perri(g) Bob Casey (b) Cliff Leeman(ds)

同じクインテットでもストリングが入るとより彼のプレイが浮かび上がるのですが、次の曲ではミ ユートプレイが日本人好みのいわゆる「泣き」が入ったものとなっています。リズムセクションにモダン派も加えたこのレコードは、キャピトル最初のリーダーアルバムとなっ ています。

6.「You Turned The Tables on Me」(2:27) (lay 11,1953)
Bobby Hackett(tp) Lou Stein(p) Billy Bauer(g) Arnord Fishkind(b) Denzil Best(ds) with strings

キャピトルに移籍後、ムードミュージックで有名なジャッキー・グリースン楽団でソロイストとし てフューチャーされたアルバムを7枚ほど作りますが、それぞれ50万枚以上売り上げてゴールドディスクとなっています。その中から1曲お送ります。
7.「Yesterdays」(3:06)(1954)
Jackie Gleason & His Orchestra featuring Bobby Hackett(tp)

彼はキャピトルレーベルにおいてグリースン楽団だけではなく、自己のグループを率いてコンボで のレコーディングを残していますが、その中からジャケットのデザインが秀逸な「Rendezvous」から 一曲選んでみました。この曲はカーク・ダグラス主演の映画「Young man with a horn」(邦題「情熱 の狂想曲」)でドリス・ディが唄う場面が印象的でした。

8.「The Very Thought Of You」(2:35)(1956)
Bobby Hackett(tp) with Orchestra conducted by Glenn Osser

今度はライブ演奏を聴いていただきましょう。シャンソンの名曲でジャズでも取り上げられること の多い「枯葉」です。メンバーがモダンジャズメン3名、スイング時代からのベテラン2名の合わせて 5名が何の違和感もなく、一緒にプレイしているところがジャズのすごいところだと思います。
9.「Autumn Leaves」(6:34) Jan 31,191)
Dizzy Gillespie(tp) Bobby Hackett(tp) Mary Lou Williams(p) George Duvivier(b) Grady Tate(ds)

ハケットは唄伴でもその能力を最大限に発揮します。オブリガードのうまさは他のミュージシャン と比べても特筆すべきものがありますが、特にリー・ワイリーとは1950年12月に吹き込んだ名盤「Night In Manhattan」でも既に共演しており、実に22年ぶりの共演となりました。

10.「Moon River」(3:15) (June 5,1972)
Lee Wiley(vo) Bobby Hackett(cor) Teddy Wilson(p) Bucky Pizzarelli(g) George Duvivier (b) Don Lamond(ds)

続いてはテレサ・ブリュワーの唄に伴奏した時のものです。そのうち2曲目の「I’ve Got A Crush On You」は先ほどの「Night In Manhattan」でもワイリーと共演しており、興味のある人は比べてみるのも一興かと思います。
11.「If I Had To You~I’ve Got A Crush On You」(4:49)(1973)
Teresa Brewer(vo) Bobby Hackett(tp) Hank Jones(p) Art Ryerson(g) Richard Davis(b) Ted Sommer(ds) Johnny Mince, Hank Freeman, George Berg, Toots Mondello(sax) James Maxwell, Nax Kaminsky, Mel Davis(tp) Warren Covington, Vic Dickenson, Urbie Green(tb)

先ほどのガレスピーとの共演と同じように、今度はモダンジャズの巨人ズート・シムズとの共演で す。それ以外のメンバーもモダンジャズメンで固められており、彼が如何に柔軟性のとんだプレイヤ ーであるかということを如実に示しています。モダンジャズメンの中にあっても彼の個性は決して理没することなく、しっかりと自己主張しており、彼らと対等に渡り合っています。
12. 「These Foolish Things」(5:50)(Aug. 3,1974)
Bobby Hackett(tp) Zoot Sims(ss) Hank Jones(p) Bucky Pizzarelli(g) Richard Davis(b) Mel Lewis (ds) Glenn Osser(arr)

この特集の締めくくりとして、多分彼のラストレコーディングと思われるアルバムから1曲お送りします。このアルバムは映画、ジャズ・クラシックびスタンダードから選曲されたきわめて彼らしいアルバム作りとなっています。その中から彼の得意とするディキシースタイルで「Tin Roof Blues」 を聴いてください。
13. 「Tin Roof Blues」(3:46)(1976)
Bobby Hackett(tp) Dave McKenna(p) Bob Daugherty(b) Ron Lundberg(ds)

皆さんいかがだったでしょうか。彼が如何に融通性に富み、リーダーアルバムにおいても、他の楽 団のソロイストにおいても、唄伴においても一流の演奏者であることがおわかりになったと思います。 これを機会にもっとハケットの演奏に興味を持っていただけたら幸いです。

[補足]Bobby Hackettの公式ファンクラブがFacebookで公開されています。

こちらをクリックして下さい。⇨Fans of Bobby Hackett(NOT BUDDY)

Gordon Jenkins’ works(3) “P.S. I Love You”

November 09.2017

“P.S. I Love You” was written by Gordon Jenkins, the lyrics by Johnny Mercer in 1934.

The original hit version in the 1930s was recorded by Rudy Vallée and was revived in the 1950s by The Hilltoppers

Some famous recordings include Billie Holiday, Frank Sinatra, Mel Tormé, Rosemary Clooney, Bing Crosby,Bette Midler.

Today I will not introduce these famous singing.

「P.S. I Love You」は作詞Johnny Mercer、作曲Gordon Jenkinsにより1934年に出版されました。

発売当初はRudyValléeのレコードが好評を博し、1950年代にThe Hilltoppersによってリバイバルヒットしました。

この曲においてはBillie Holiday、Frank Sinatra、MelTormé、Rosemary Clooney、Bing Crosby、Bette Midler等有名な録音が多くあります。

しかし、今日のブログにおいては上記の有名な歌唱はご紹介致しません。

Here is Gordon Jenkins and his Orchestra play “P.S. I Love You”.

 

Photo above of Ruddy Vallee by Wikimedia

Here is Rudy Vallée and his Connecticut Yankees, with vocal by Rudy Vallée on 9 September 1934

 

Here is Woody Herman & his Orchestra play “P.S. I Love You”.
vo:Mary Ann McCall 1948.

 

Here is The Hilltoppers sings “P.S. I Love You”.

 

 

Here is Arnett Cobb with Red Garland Trio play “P.S. I Love You”.
Arnett Cobb(ts), Red Garland(p) George Duvivier(b) J.C.Herad(ds) Red Garland(p)
November 13.1960. N.J.

 

 

Here is Andre Previn plays “P.S. I Love You”.

 

 

Here is Joe Temperley play “P.S. I Love You”.
Joe Temperley (soprano & baritone sax), Andy Farber(as,ts), Ryan Kisor(tp), John Allred (tb), James Chirillo (g), Dan Nimmer (p), John Webber (b), Leroy Williams (ds) NY,2008.

Here is Lee Morgan and Hank Mobley Quintet “P.S. I Love You”.
Lee Morgan (tp),Hank Mobley (ts),Hank Jones (p),Doug Watkins (b),Art Taylor (ds)
5 November 1956.N.J.