タグ別アーカイブ: Lennie Tristano

大阪ジャズ同好会第39回(2019年10月13日)「日本盤ヴィンテージ・シリーズの魅力」②

October18,2019

担当 平野隆史

特集「日本盤ヴィンテージ・シリーズ」の2回目です。今回も油井正一氏による解説文(一部抜粋)を添付します。(当日補足資料として配付しました)

1.「グランド・テラス・バンド/アール・ハインズ」
Here is Earl Hines And His Orchestra play ”G. T. Stomp”.
Earl Hines And His Orchestra:Walter Fuller (tp,vcl) Milton Fletcher, Ed Sims (tp) George Dixon (tp,as,bar) Ed Burke, John Ewing, Joe McLewis (tb) Omer Simeon (cl,as) Leroy Harris (as) Budd Johnson (as,ts,arr) Robert Crowder (ts) Earl Hines (p) Claude Roberts (g) Quinn Wilson (b,arr) Alvin Burroughs (ds) Horace Henderson, Jimmy Mundy, Skippy Williams (arr) NYC, July 12, 1939

1928年シカゴのクラブ「グランド・テラス」で旗挙げされ、以後19年にわたって彼がひきいていたすばらしいビッグ・バンドの演奏だ。
1928年末―正確にはハインズの誕生日にあたる12月28日 に、シカゴのサウス・サイドに開店した「グランド・テラス」 は中央にダンス・フロアー、周囲にテーブル、入口の反対側にはるかはなれてバンド・スタンドが配置され、フロアー・ショウもよび物のひとつになっていた。このクラブの主たる株主は、夜の大統領アル・カポネが所有していたといわれる。1929年はシカゴ・ギャングの跳梁が絶頂に達した年で、「聖ヴ アレンタイン・デイの虐殺」が行われた年でもあった。ハインズのバンドはこのクラブを牙城とし、幾多の俊英を世に送りだしたが、このアルバムに収録されているのは、ス イング時代の絶頂期、1939年7月から40年6月にかけての一 年間に吹きこまれた名演16曲である。

2.「ボディ・アンド・ソウル/コールマン・ホーキンス」
Here is is Coleman Hawkins plays ”Body and Soul”.
Tommy Lindsay, Joe Guy (tp) Earl Hardy (tb) Jackie Fields, Eustis Moore (as) Coleman Hawkins (ts,arr) Gene Rodgers (p,arr) Oscar Smith (b) Arthur Herbert (ds) Thelma Carpenter (vcl) Hazel Scott (arr) NYC, October 11, 1939

ジャズの歴史上最も有名なレコーディングのひとつである。しかしホーキンス自身はこのレコードの伝説的なヒットに首をかしげ、「私はいつもこのように吹いていた。どうしてこのレコードだけが圧倒的にうけたのかがわからない」といっている。ヨーロッパに渡って5年間をすごしたホーキンスの帰国第一作であり、ヨーロッパでのレコーディングはアメリカでも発売されていたというが、つねに「オーバーなほどセンチでテクニック過剰だ」としてミュージシャンと批評家から過少評価をうけていたーときくと、このレコードがうけた原因も解明できそうだ。しかし立派な作品であることにはかわりない。

3.「ジャズの巨人/シドニー・べシェ」
Here is Sidney Bechet and his New Orleans Feetwarmers play ”Egyptian Fantasy”.
Sidney Bechet and his New Orleans Feetwarmers:Henry Allen(tp) J.C. Higginbotham(tb) Sidney Bechet(cl) James Tolliver(p) Wellman Braud(b) J.C. Heard(ds) New York, January 8, 1941

シド ニー・ベシェは、ジャズ・クラリネットおよびソプラノサックスの大巨星であった。彼の全盛期のレコードは、比較的知られていない。(中略)… ここにはじめてビクターに残された、彼の中期の傑作16曲が公開された。これらを聴いて、シドニー・べシェがジャズ界に残した偉大な功績を再認識されるファンも多いだろうし、またそうあってほしいものである。その力強さ、その創造力、そして絢爛たる表現力は、彼の偉大さを証明するものでなくして、何であろうか?

番組のバージョンとは異なります。

4.「エスクァイアー・オール・アメリカン・ホット・ジャズ」
Here is Leonard Feather’s Esquire All Americans play ”Long, Long Journey”.
Leonard Feather’s Esquire All Americans:(by the 1946 Esquire Hot Jazz Award Winners)
Louis Armstrong (tp,vcl) Charlie Shavers (tp) Jimmy Hamilton (cl) Johnny Hodges (as) Don Byas (ts) Duke Ellington, Billy Strayhorn (p) Remo Palmieri (g) Chubby Jackson (b) Sonny Greer (ds) New York, January 10, 1946

「プレイボーイ」誌に圧倒された観があるが、「エス クァイアー」は1930年代以降最もよく読まれた男性向き月刊 誌であった。 当時の編集長(現在は発行人)アーノルド・キングリッチは陽のあたらぬ芸術だったジャズをこの雑誌にとりあげた先覚者で、1944年に評論家レナード・フェザーをジャズ部門の専任記者に委嘱すると共に、人気投票をやるための専問委員会を設けた。(読者投票ではなかった) 年鑑を出すとともに、人気投票の首位を集めて毎年1月にニューヨークのメトロポリタン・オペラハウスやロスアンジェルス、さらにはニ ューオリンズで、「オールスター・コンサート」を開催した。各楽器の首位が「金賞」、第二位が「銀賞」を与えられ、 45年からは「新人賞」(銅賞)も設けられ、1947年末で終ったが一流雑誌がこのように力を入れたことが、ジャズの発展に与えた影響は実に大きかった。

30センチのSP盤ですが、転勤時の引っ越しで割れてしまいました。

(デューク・エリントンのアナウンスが翻訳されています)
「皆さん、デューク・エリントンです。 レナード・フェザーやすばらしいオール・スター・オーケストラとご一緒できて嬉しく思います。この1曲には私も加わって、ルイ・アーム ストロングが歌います。さあはじめよう。レナード。」 レナード・フェザー作のブルース。 ソロイストは、アームストロング(トランペット) → ホッ ジス→アームストロング(ヴォーカル)→エリントン (ピア ノ) →アームストロング(ヴォーカル)。

5.「巨星(Dizzy Gillespie)」
Here is Dizzy Gillespie Band play ”52nd Street Theme”.
Dizzy Gillespie(tp) Don Byas(ts) Milt Jackson(vib) Al Haig(p) Bill DeArango(el-g) Ray Brown(b) J.C. Heard(ds) New York, February 22, 1946

LP 初期に「52番街のジャズ」として発売されたことがあるが、(中略)…レイ・ブラウンの弓弾き部分が面白い。ミルト・ジャクソンとしては最も初期の録音に属する。ヴァイブの音があまりよくないのは、当時ボロボロのヴァイブを引いていたからであろう。

Photo by britannica.com

6.「ビ・バップ・エラ/モダン・ジャズの夜明け」
Here is Kenny Clarke And His 52nd Street Boys play “Royal Roost”.
Kenny Clarke And His 52nd Street Boys: McKinlay Dorham (Kenny Dorham), Fats Navarro (tp), Sonny Stitt (as), Ray Abrams (ts), Eddie DeVerteuil (bs), Bud Powell (p), John Collins (g), Al Hall (b), Kenny Clarke (ds), Gil Fuller (arr) New York, September 5, 1946

(中略)編曲はガレスピー楽団の諸作で定評のあるギル・フラーが担当した。だから変則的な編成で、ビッグバンド的なサウンドをもつ部分もある。 バド・パウエル、ソニー・スティットの好プレイと共に、2人のトランぺ ット奏者が印象に残る。どのソロが誰かは皆さんの判断にまつしかないが、「ロイヤル・ルースト」はワン・コーラス毎にドーハム・ナヴァ 口がソロを交換してい るようにきこえる。それが二回づつあり、この個所の トランペットは四コーラス (1コーラス 12小節の ブルース)である。

Photo by Wikipedia

Here is is Metronome All-Star Bands play “Victory Ball”.
Metronome All-Star Bands:Miles Davis, Dizzy Gillespie, Fats Navarro(tp) J.J.Johnson, Kai Winding (tb) Buddy DeFranco(cl) Charlie Parker(as) Charlie Ventura(ts) Ernie Caceres(bs) Lennie Tristano(p) Billy Bauer(g) Eddie Safranski(b) Shelly Manne(ds) RCA Studios, NYC, January 3, 1949

「ヴィクトリー・ボール」はテーマのあとアルト(パーカー)。そのあとを16小節づつ、マイルス?→デフランコ→ウィンディング?→ ヴェンチュラ → J.J.→ナヴァロ?と続く。ピアノだけが一コーラスのソロをとり、以下キャセレス→ガレスピー? と続いて、ラストのアンサンブルに入リ、そのブリッジをデフランコがとる。この曲は「ス・ワンダフル」のコードにレニ ー・トリスターノが書いたもの。ビリー・バウァー(ギター) はソロこそとらないが、すばらしいアンサンプル、ワークをきかせている。

神戸ジャズ愛好会(2017年7月)『1940年代のジャズ』

June 28,2019

Photo by YouTube

一昨年から平野の個人ページで神戸ジャズ愛好会の例会概要を公開していました。

今回は2017年7月例会特集テーマ『1940年代のジャズ』

・N瀬氏(2016年12月に大阪ジャズ同好会で「1940年代のジャズ」を解説)

Here is Charlie Parker All Stars play “East of The Sun”(The Complete Royal Roost Live Recordings on Savoy).
Kenny Dorham(tp) Charlie Parker(as) Al Haig(p) Tommy Potter(b) Max Roach(ds)
Royal Roost, NYC, January 1,1949

Here is Sidney Bechet All Stars(Paris Jazz Festival Jam Session) play “Farewell blues”.
Aime Barelli, Miles Davis, Hot Lips Page, Kenny Dorham, Bill Coleman (tp)Russell Moore, Big Chief(tb)Hubert Rostaing (cl)Sidney Bechet (ss)Pierre Braslavsky(ss)Charlie Parker (as) Don Byas ,James Moody (ts)Hazy Osterwald (vib) Toots Thielemans (g) Al Haig (p) Tommy Potter (b) Max Roach (ds)   “Salle Pleyel”, Paris,May 15, 1949

・F川氏(大阪ジャズ同好会で新譜紹介を担当)

Here is Lionel Hampton All Stars play ”Star Dust”.
Lionel Hampton(vib) Corky Corcoran(ts) Willie Smith(as) Charlie Shavers(tp) Tommy Todd(p) Barney Kessel(g) Slam Stewart(b) Lee Young(ds)
Civic Auditorium, Pasadena, California,Aug 4,1947

・K氏(本年4月に大阪ジャズ同好会で特集を担当)

Here is Charlie Christian play ”Swing To Bop”(from “Charlie Christian at Minton’s”) .
Charlie Christian(g) Joe Guy(tp) Thelonious Monk(p) Nick Fenton(b) Kenny Clarke(ds)NYC, May,1941

・寺本氏(神戸ジャズ愛好会世話人)

Dizzy Gillespie Big Band  “Round Midnight”from 46 Live at the Spotlite”.
Dave Burns, Talib Dawud, Kenny Dorham, John Lynch, Elmon Wright,Dizzy Gillespie (tp, vo)Leon Comegys, Charles Greenlea, Alim Moore (tb)Howard Johnson, Sonny Stitt (as)Ray Abrams,Warren Luckey (ts) Eddie ‘Lockjaw’ Davis (ts)Leo Parker (bars)Milt Jackson (vib) Thelonious Monk(p)Ray Brown (b) Kenny Clarke (ds)Spotlight Lounge, Washington, DC, May-June, 1946
上記音源は都合により添付出来ませんので、翌年録音されたTempo Jazzmenによる「Round About Midnight」を添付しました。

Here is Dizzy Gillespie Jazzmen (Tempo Jazzmen) play ”Round About Midnight”.
Dizzy Gillespie (tp) Lucky Thompson (ts) Milt Jackson (vibl) Al Haig (p) Ray Brown (b) Stan Levey (ds)Glendale, CA., February 6, 1946

Here is Billy Eckstine & His Octet play ”She’s Got The Blues For Sale”.
Ray Linn(tp) Gerald Vientine(tb) Sonny Criss(as) Wardell Gray(ts) Warren Bracken(p) unknown(g) Shifty Henry(b) Tim Kennedy(ds) Billy Eckstine(vo, valve tb) Los Angeles, CA, April 21,1947

Here is Bud Powell Trio play “Strictly Confidential”.
Bud Powell(p) Ray Brown(b) Max Roach(ds) NYC, February-May, 1949

・平野

 .
Here is Benny Goodman and Stan Hasselgard play “Opening~Stopmpin’ at The Savoy”.
Benny Goodman, Stan Hasselgard (cl); Wardell Gray (ts); Red Rodney(tp);Wardell gray(ts);Mary Lou Williams (p); Billy Bauer (g); Clyde Lombardi (b); Mel Zelnick (ds); Glen Adams (mc).Broadcast, WNEW “The Benny Goodman Show” broadcast,NYC, June 26,1948

Here is Benny Goodman and Stan Hasselgard play “Swedish Pastry”.
Members of the recording are the same as above

Here is Fats Navarro plays “Fat Girl”.
Fats Navarro(tp) Leo Parker(bs)Tadd Dameron(p)Gene Ramey(b) Denzil Best(ds)
NYC January 29, 1947

Here is Lennie Tristano Quintet play “Progression”.
Lennie Tristano(p);Lee Konitz(a) ;Billy Bauer(g); Arnold Fishkin(b); Shelly Manne(ds) NYC, January 11, 1949

(追記)
2020年4月15日、Lee Konitzさんがコロナでお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りいたします。
20年以上前ですが、岡山市表町のライブハウス「バード」での公演後にサインを頂戴しました。

93780112_2831847790270245_3345361700575510528_o

大阪ジャズ同好会(2015年6月14日) 特集『もう1人のバップトランペッター~ファッツ・ナヴァロ』

June 21,2019

Photo above of Fats Navarro by courtesy of Discogs

今回は4年前(2015年6月14日)の特集「もう1人のバップトランペッター~ファッツ・ナヴァロ」(解説 寺本 泰規氏)をブログとして作成しました。以下当日配付されたレジュメを編集せず記載いたします。

バップ時代のトランペッターといえばまずディジー・ガレスピーの名前が挙がりますが、彼の影響を受けたハワード・マギーを師匠としたファッツ・ナヴァロ(Sep,24, 1923~July 7, 1950)はその実力に伴った評価・人気を受けているとは思えません。同時代に同じ楽器のプレイヤーがいれば当然比較されるわけですが、メトロノーム・オールスターによる演奏ではナヴァロは共演したガレスピーやケニー・ドーハムらと間違えられるなどの扱いを受けていますが、いまでは故大和明氏によってその間遅いは正されています。(と私は考えています。)アメリカの有名なジャズ評論家でさえ間違えるほど似通っているところはありますが、聞き込めばその違いは割と見極められると思います。今回の例会ではそんなファッツ・ナヴァロの演奏を聴いていただくことにより、彼のファンになっていただければと考えています。まず最初に聴いていただくのは師匠格に当たるハワード・マギーのプレイです。当時ナヴァロはアン ディ・カーク楽団に在団していましたが、ソロパートは与えられておらず、ソロは全てハワード・マギ ーです。

1. 「McGhee Special」(broadcast, NYC, circa 1944)
Andy Kirk & His Orchestra
Art Capehart, Harry Lawson, Howard McGhee, Fats Navarro(tp) Taswell Baird, Bob Murray, Wayman Richardson(tb) Reuben Phillips, Ben Smith(as) Jimmy Forrest, Joe Harrington(ts) Ed Loving(bs) John Young(p) Booker Collins(b) Ben Thigpen(ds)

当日ご紹介された1944年の音源(上記「Big bands of the “Savoy”」)は手元にございませんので、1942年の録音を代替として添付しました。
Here is Andy Kirk And His Twelve Clouds Of Joy play “McGhee Special”.
Johnny Burris, Harry Lawson (tp) Howard McGhee (tp,arr) Ted Donnelly, Milton Robinson (tb) John Harrington (cl,as) Ben Smith (as) Edward Inge (cl,ts) Al Sears (ts) Kenny Kersey (p,arr) Floyd Smith (g,el-g,vcl) Booker Collins (b) Ben Thigpen (d) June Richmond (vcl) Andy Kirk (dir)
New York, July 14, 1942

この演奏を良く頭に入れて次の演奏を聴いてみてください。彼のソロが最初に録音された演奏です。当時のビリー・エクスタイン楽団はバッパーを多く抱えており、ガレスピー楽団を凌駕するくらいモダンな演奏に終始していました。ここではジーン・アモンズのソロを始め、ナヴァロのメロディアスで歌心あふれるソロに注目です。

2. 「Love Me Or Leave Me」(AFRS Jubilee broadcast, LA, CA, Feb & Mar,1945)
Billy Eckstine & His Orchestra
Gail Brockman, Boonie Hazel,Shorty McConnell,Fats Navarro(tp) Joe Taswell Baird, Chippy Outcalt, Howard Scott, Gerald Valentine(tb) Bill Frazier, John Jackson(as) Gene Ammons(ts) Budd Johnson(ts, arr) Leo Parker (bs) Connie Wainwright(g) John Malachi(p) Tommy Potter(b) Art Blakey(ds) Billy Eckstine, Lena Horne, Sarah Vaughan (vo) Tadd Dameron, John Malachi, Jerry Valentine(arr)

いかがでしたか。彼自身はビッグバンドでの演奏は自由が無いということで嫌いだったようで、エクスタイン以後短期間のバンド在団を除くと、コンボにおける吹き込みが多くなっていきます。次は一時期モダンジャズメンとの共演を行ったホーキンスのコンボにおけるソロです。

3. 「Bean And The Boys」(SR1858-1)(NYC, Dec,1946)
Coleman Hawkins & His Orchestra
Fats Navarro(tp) J.J.Johnson(tb) Porter Kilbert(as) Coleman Hawkins(ts) Hank Jones(p) Curly Russell(b) Max Roach(ds)

ビッグバンドにおけるソロをもう一曲聴いていただきましょう。スイング~モダンジャズ時代に活躍 したイリノイ・ジャケー楽団での演奏です。

4.「Jivin’ With Jack The Bellboy」 (NR97-2)(NYC, January 7, 1947)
llinois Jacquet And His Orchestra
Miles Davis, Marion Hazel or Russell Jacquet, Fats Navarro, Joe Newman(tp) Gus Chapell, Ted Kelly, Fred Robinson, Dicky Wells(tb) Ray Perry, Jimmy Powell(as) Illinois Jacquet, Clay Nicholas or Budd Johnson(ts) Leo Parker(bs) Bull Doggett(p) Al Lucas(b) Shadow Wilson(ds)

これより以後は全てコンボスタイルによる演奏です。次は「他の男のところでは働きたくないんだ」 と言わしめたタッド・ダメロンとの共演です。彼の真価を遺憾なく発揮した最初のグループと言えるでしょう。

Photo above of Tadd Dameron and Fats Navarro by courtesy of Wikipedia

5.「The Squirrel」 (BN305-1) (WOR Studios, NYC, Sept 26, 1947)
Tadd Dameron Sextet
Fats Navarro(tp) Ernie Henry(as) Charlie Rouse(ts) Tadd Dameron(p) Nelson Boyd(b) Shadow Wilson(ds)

ナヴァロはパーカーとも何度か共演し録音を残していますが、その最初の記録がこの時の演奏です。 ただしこの曲に関しては終始ソロを取っており、彼の素晴らしいメロディックセンスを味わうことができます。

6. 「Fats Flats 」(broadcast. “Bands For Bonds* WOR Studios, NYC, Nov.8,1947)
Barry Ulanov And His All Star Metronome Jazzmen
Fats Navarro(tp) Charlie Parker(as) Lennie Tristano(p) Billy Bauer(g) Tommy Potter(b) Buddy Rich(ds) Bruce Elliott, Barry Ulanov(announcer)

珍しい演奏をご紹介したいと思います。後年クリフォード・ブラウンも参加していたハンプトン におけるものです。曲の途中から始まっていますが、劈頭のソロは紛れもなくナヴァロです。(当日ご紹介された録音は添付出来ないことを了解願います。)

7. 「Hot House」(broadcast,”Howard Theatre”, Washington, May 1,1948)
Lionel Hampton & His Orchestra
Teddy Buckner, Wendell Culley, Duke Garrette, Fats Navarro, Leo Shepherd (tp) Sonny Craven, Andrew Penn, Britt Woodman, Jimmy Wormick(tb) Ben Kynard, Bobby Plater(as) John Sparrow. Billy Williams(ts) Charlie Fowlkes (bs) Lionel Hampton(vi,p, ds, vo) Milt Buckner(p) Charlie Harris, Charles Mingus(b) Earl Waiker(ds)

再びダメロンとの演奏です。ミディアムテンポで軽快にソロを展開する彼の演奏は、ガレスピーに代 表されるようにハイノートに偏ること無く、暖かみにあふれたプレイとなっています。

8. 「Good Bait」 (broadcast, “Royal Roost”, NYC, August 29, 1948)
Tadd Dameron Sextet
Fats Navarro(tp) Rudy Williams(as) Allen Eager(ts) Tadd Dameron(p) Curly Russell(b) Kenny Clarke(ds)

べニー・グッドマンも1948年から49年にかけて、なぜかモダンジャズメンをバンドに入れてモダンスタイルに変身したことがありました。残念ながらビッグバンドでのソロ演奏は残っていませんが、唯一コンボにおける演奏が1曲だけ残されています。ワーデル・グレイと共に彼のモダンなセンスが聴 かれる演奏となっています。(グッドマンだけがスイングスタイルの演奏を繰り広げており違和感はぬぐえません。)

9.「Stealin’ Apples」(2974-3)(NYC, September 9,1948)
Benny Goodman Septet
Fats Navarro(to) Benny Goodman(cl) Wardell Gray(ts) Gene Di Novi (p) Mundell Lowe(g) Clyde Lombardi (b) Mel Zelnick(ds)

さてナヴァロはわずかですが歌手の伴奏も録音しています。ここではダイアル盤に残された演奏から、パーカーの演奏で有名な「ヤードバード組曲」を聴いてください。オリジナルの演奏よりテンポを落としていますが、彼の趣味の良いフレーズが光ります。

10.「Yardbird Suite」(D1163-C)(NYC, November 29,1948)
Earl Coleman & His All Stars
Fats Navarro(tp) Don Lanphere(ts) Linton Garner(p) Al Casey(g) Jim Johnson(b) Max Roach(ds) Earl Coleman(vo)

昔、アメリカの雑誌メトロノームの主催によるジャズメンの人気投票があり、上位者によるオールス ターが編成され録音を行いました。次の演奏はビクターに吹き込まれたオールスターによるもので、当時の人気がうかがえる結果となっています。特に演奏の後半に繰り広げられる3人のトランペットの4小筋交換はデヴィス、ナヴァロ、ガレスピーと思われます。(故大和明氏の見解。一部デヴィスとガレ スピーが入れ替わっている。)

Photo by Metronome

11. 「Overtime(long version) (DOVC0021-2) (RCA Studios, NYC, January 3, 1949)
Metronome All-Star Bands
Miles Davis, Dizzy Gillespie, Fats Navarro(tp) J.J.Johnson, Kai Winding (tb) Buddy DeFranco(cl) Charlie Parker(as) Charlie Ventura(ts) Ernie Caceres(bs) Lennie Tristano(p) Billy Bauer(g) Eddie Safranski(b) Shelly Manne(ds)

再びダメロンとの共演です。この共演以後ダメロンとの演奏は残されていません。

12. 「Sid’s Delight」(3391-3E)(NYC, January 18,1949)
Tadd Dameron & His Orchestra
Fats Navarro(tp) Kai Winding(tb) Sahib Shihab(as) Dexter Gordon(ts) Cecil Payne(bs) Tadd Dameron (p) Curly Russell(b) Kenny Clarke(as) Vidal Balado(congas) Diego Ibarra(bongos)

今度の演奏はその存在は知られていたものの、2002年まで正式にリリースされなかったものと、今更ながらこんな素晴らしい演奏がなぜ公開されなかったのか不思議でなりません。彼の素晴らしいバラード演奏が聴かれます。

13. 「The Things We Did Last Summer」(“Carnegie Hall”,NYC, Nov 2,1949)
Jazz At The Philharmonic
Fats Navarro(tp) Hank Jones(p) Ray Brown(b) Shelly Manne(ds)

ブルーノートに彼はバド・パウェルと共に多くのテイクを吹き込んでいますが、ロリンズの初期の演奏が聴かれる「異教徒のダンス」を聴いてください。

14. 「Dance Of The Infidels」(BN362-1)(WOR Studios,NYC, August 9,1949)
Bud Powell’s Modernists
Fats Navarro(tp) Sonny Rollins(ts) Bud Powell(p) Tommy Potter(b) Roy Haynes(ds)

次の演奏は彼のレコーディング歴の中であまり注目を受けていませんが、4曲19テイクにわたって バップ・プレイヤーとは思えぬサトルなプレイに終始しており、早死にしなければ一流のモダンジャズ プレイヤーとしてもっと知られる存在になっていただろうと想像するにふさわしいものです。

15. 「Infatuation」(JRC37D)(NYC, September 20,1949)
Don Lanphere Quintet
Fats Navarro(tp) Don Lanphere(ts) Al Haig(p) Tommy Potter(b) Max Roach(ds)

最後はバードランドにおける3人のバップの巨人の共演です。ただしこの演奏ではパーカーのソロは ありません。

16. 「A Night In Tunisia」(broadcast,”Birdland”,NYC, May 15 & 16,1950)
Charlie Parker Quintet
Fats Navarro(tp) Chartie Parker(as) Bud Powell(p) Curly Russell(b) Art Blakey(ds)

本ブログでは「Ornithology」を添付しました。
Here is Chartie Parker Quintet play “Ornithology”.
Fats Navarro(tp) Chartie Parker(as) Bud Powell(p) Curly Russell(b) Art Blakey(ds)

彼の初期から最晩年の演奏までを聴いていただきましたが、その演奏から後年のクリフォード・ブラ ウンのプレイを感じるのは私だけではないと思います。これを機会に是非ナヴァロの演奏に親しみを持 っていただければと思います。

(使用音源)
1. 「Big bands of the “Savoy”」(Caracol CAR 424)(LP)
2.「Together / Billy Eckstine」(Spotlite 100)(LP)
3. 「Bean & The Boys / Coleman Hawkins」(Prestige PR 7824)(LP)
4.「The Complete Aladdin Sessions / Illinois Jacquet] (Aladdin 803) (LP)
5.「 The Fabulous Fats Navarro, Vol. 1」 (Blue Note BLP 1531) (LP)
6. 「Anthropology」 (Spotlite SPJ 108) (LP)
7. 「Lionel Hampton In Concert」 (Cicala Jazz Live (it) BLJ 8015) (LP)
8. 「Good Bait / Fats Navarro, Tadd Dameron」 (Riverside NW 2007)(LP)
9. 「Cool Clarinet 」(Capitol CR-8803) (LP)
10. 「Move! / Dexter Gordon」 (Spotlite SPJ 133) (LP)
11. 「From Swing To Be Bop」 (RCA RA-96-100) (LP)
12. 「Bebop Professors 」(Capitol CR-8812) (LP)
13. 「J.A.T.P. At Carnegie Halt 1949 / Jazz At The Philharmonic]」(Pablo PACD 5311-2)(CD)
14. 「The Amazing Bud Powell vol.1 / Bud Powell」 (Blue Note BLP 1503) (LP)
15. 「The Thin Man Meets Fat Boy vol.」 (Misterioso MLP 1982) (LP)
16. 「One Night In Birdland / Charlie Parker」 (Columbia JG 34808) (LP)

Bob Wilber(4)

September 16.2017

Photo above of Sidney Bechet & Bob Wilber’s Wildcats by courtesy of Riverwalk Jazz-Stanford University Libraries

Photo by National Museum of American History, Kenneth E. Behring Center

On 28 April,1949, Bob Wilber and His Jazz Band recorded six tunes on Circle Records.

In Boston from 1948 to 1951, Bob Wilber led a group of veteran jazzmen at the Savoy Cafe.

Then he played at George Wein’s Storyville as a headliner with the De Paris brothers(Sidney De Paris and Wilbur de Paris) and Sid Catlett.

Photo above of Lennie Tristano

Photo above of Benny Goodman and Bob Wilber by courtesy of Hank O’Neal’s Jazz Portraits

In 1951 he studied with cool jazz, bebop and Avant-garde pianist Lennie Tristano.

From the late 1950s through the 60s, Bob Wilber played and recorded with Bobby Hackett, Benny Goodman, Sidney Bechet, Jack Teagarden and Eddie Condon.

In 1968 he was an original member of the World’s Greatest Jazz Band(WGJB).

In 1975, Wilber formed Soprano Summit along with co-leader Kenny Davern.

After the Soprano Summit in 1979, Wilber formed the Bechet Legacy Band.

1949年4月28日Bob Wilber and His Jazz Bandの名義で Circle Recordsに6曲録音しました。

1948年から1951年までBob WilberはボストンのSavoy Cafeというジャズクラブで自己のバンドを率いて出演していました。

その後 ブログの第1回目に記述したGeorge Weinが開店した「Storyville」にDe Paris 兄弟(Sidney De ParisとWilbur de Paris)とドラマーSid Catlett 達と出演しました。

1951年クール派の代表で当時は前衛的なジャズを演じていたLennie Tristanoにも師事したこともありました。

1950年代後半から1960年代にはBobby Hackett, Benny Goodman, Sidney Bechet, Jack Teagarden, Eddie Condon達と共演しレコーディングも多く残しました。

1968年The World’s Greatest Jazz Bandの創立メンバーとして活躍しました。

1975年Kenny DavernとSoprano Summitという双頭バンドを結成しました。

1979年Soprano Summitを解散後、Bechet Legacy Bandを結成しました。

Photo by courtesy of Jazz Photo Gallery: The World’s Greatest Jazz Band 1974, Hamburg, G (L to R: D.Wellstood, B.Wilber, B.Freeman, Y.Lawson, B.Butterfield, S. Russo, B.Morton)

Here is The World’s Greatest Jazzband play “South Rampart Street Parade”.
Yank Lawson, Billy Butterfield (tp),Bob Wilber(cl),Bud Freeman (ts),Vic Dickenson ,Sonny Russo(tb),Dick Wellstood(p), Bob Haggart(b) Gus Johnson(ds) Rec 1975.

Here is  Bob Wilber and Kenny Davern Summit Reunion play “Limehouse Blues”.
Bob Wilber ss, cl),Kenny Davern(cl),Roberto Colombo(g),Aldo Zunino(b)Stefano Bagnoli(ds) live at Sori (Ge), 16 july 1996

Here is Bob Wilber plays “Rockin’ Chair”.
Bob Wilber(ss),David Ostwald(tuba),Jon-Erik Kellso(tp), Harvey Tibbs(tb) Ehud Asherie(p), Marion Felder(ds), September 1, 2010

神戸ジャズ愛好会(2017年7月)

July 11.2017

Photo by Discogs

昨日、神戸ジャズ愛好会に参加しました。
お二人のベテラン会員の方がSidney Bechetの演奏を合計6曲も紹介されました。以下詳細を記載致します。

・T川氏(トラッド愛好家)
(1) Blackstick(American Rhythm)
(2)Mon Homme
Bill Coleman (tp); Sidney Bechet (ss) ;Big Boy Goodie (ts) ;Charlie Lewis (p) Pierre Michelot (b) Kenny Clarke (ds)
Paris, France, October 20, 1949
Sidney Bechet Dial LP 301 Blackstick With Sidney Bechet

(3)Nelly Gray
(4)Old Grey Bonnet
(5)Apex Blues
Marcel Bornstein (cor); Jean-Louis Durand (tb) ;Andre Reweliotty (cl); Sidney Bechet (ss); Yannick Singery (p); Zozo D’Halluin (b); Michel Pacout (ds-5),Wallace Bishop(ds-3.4) September 7, 1951. Paris
Sidney Bechet Dial 302 Sidney Bechet With Wally Bishop’s Orchestra

・N瀬氏(サックスも演奏される医師)
(6)Blues Final
Aime Barelli, Miles Davis, Hot Lips Page, Kenny Dorham, Bill Coleman (tp); Russell Moore, Big Chief(tb); Hubert Rostaing (cl); Sidney Bechet (ss)Pierre Braslavsky(ss); Charlie Parker (as); Don Byas ,James Moody (ts); Hazy Osterwald (vib); Toots Thielemans (g); Al Haig (p); Tommy Potter (b); Max Roach (ds)
May 15, 1949 .Paris

映像コーナーで下記ビデオが上映されました。
Here is Jam Session from the Timex All-Star Jazz Show(1959)
Coleman Hawkins, Roy Eldridge, Dizzy Gillespie, Louis Armstrong, Vic Dickenson, Jo Jones, Duke Ellington, George Shearing,Shelly Manne, among others.
January 7, 1959.

・平野
下記のレコードをご紹介しました。

(1)Opening~stopmpin’ at The Savoy(1:25)
(2)Swedish Pastry(3:47)
Benny Goodman, Stan Hasselgard (cl); Wardell Gray (ts); Red Rodney(tp);Wardell gray(ts);Mary Lou Williams (p); Billy Bauer (g); Clyde Lombardi (b); Mel Zelnick (ds); Glen Adams (mc).
Broadcast, WNEW “The Benny Goodman Show” broadcast,
NYC, June 26,1948

OPENING-STOMPIN’ AT THE SAVOY

SWEDISH PASTRY

(3)Fat Girl (2:19)
Fats Navarro(tp); Leo Parker(bs);Tadd Dameron(p); Gene Ramey(b); Denzil Best(ds)
NYC January 29, 1947

(4)Progression(3:02)
Lennie Tristano(p);Lee Konitz(a) ;Billy Bauer(g); Arnold Fishkin(b); Shelly Manne(ds)
NYC, January 11, 1949

The relationship between Chubby Jackson and Lennie Tristano

June 04.2017

Photo by courtesy of All About Jazz

Last week I’ve posted about Chubby Jackson last week.

I want to write an additional interesting story about Chubby Jackson.

Last year I have read the biography of Lennie Tristano.

There is an interesting description about Cubby Jackson in this book.

I will quote “His Life in Music (27p)” by the author ;Eunmi Shim.

“Lennie and Judy Tristano arrived in Freeport, Long Island, in the summer of 1946,’
where theystayed with Chubby Jackson and his mother before moving to New York City later that year.
Freeport,Jackson’s hometown, was populated by many vaudevillians, and Jackson retainedhis interest in vaudeville throughout his career as a jazz musician.
He described thecir cumstances of Tristano’s arrival:
“Freeport was the home of all vaudevillians. Many yearsago, my mother was
in vaudeville for forty-two years. . . . I brought him [Tristano] out there and Mom played piano. . . .
There was a piano in her living room and naturally Lennie went to the piano before he went to the bathroom. . . .”

Chubby had taken care of Lennie Tristano in his home in Freeport.N.Y.

Also I realized Freeport was populated by many vaudevillians and his mother was in vaudeville for forty-two years.

I understood that there was ”vaudeville” in Chubby’s musical background.

In 1946 Lennie Tristano decided to move his music school from Chicago to NY.

I guess Chubby had evaluated the talent of Lennie Tristano.

Probably Chubby wanted to take care of the blind man at his home.

The relationship between Cubby Jackson and Lennie Tristano whose character is completely different musically is very interesting for me.

Photo above of The Sigmond Opera House
It was originally a vaudeville theater and later a cinema.

In addition I found a valuable fact by Wikipedia.

Guy Lombardo lived in Freeport during the latter portion of his life.

So the street he lived was later named Guy Lombardo Avenue.

先週、Chubby Jacksonについて投稿しましたが、もう一つだけ興味深い話があるのでお付き合い下さい。
昨年、Lennie Tristanoの伝記の一部を読みましたが、その記述の中でCubby Jacksonが登場します。

以下、”His Life in Music “作者 Eunmi Shimの27ページを要約します。

「1946年の夏、Lennie Tristanoと妻Judyは、Long IslandのFreeportに到着し、Chubby Jacksonと彼の母親の自宅に短期間一緒に暮らしました。

FreeportはChubbyの故郷であり、多くのvaudevillianが住んでいました。

Chubby自身も母親が40年近くvaudevilleをしていたことから、vaudevilleの影響を受けたそうです。

Lennie は毎夜入浴する前にChubbyの母のリビングにあるピアノを弾いたそうです」

Lennie TristanoがNYに移る途中にChubbyの自宅に立ち寄った時の記述です。

ChubbyがFreeportの自宅でLennie Tristanoの世話をしたことを知りました。

彼の育ったFreeportがvaudevilleの街で、彼の母がvaudevillianであったことも興味深い事実であると思いました。

Chubbyの音楽的背景に「vaudeville」が根付いているのでしょう。

又、Chubbyは目が不自由であってもLennie Tristanoの才能を高く評価しNYまでの途中に立ち寄ったLennieの世話したかったのでしょう。

音楽的には正反対であったCubby JacksonとLennie Tristanoの関係が私にとっては興味深いものです。

さらに、WikipediaからFreeportの街について貴重な事実を発見しました。

Guy Lombardoが晩年をFreeportで過ごしていました。彼が住んでいた通りは後に「Guy Lombardo Avenue」という名前になったそうです。

Here is Chubby Jackson and Big Band play “Lemon Drop”(1949)
Al Porcino, Norman Faye, Charlie Walp(tp), Bob Swope, Mario Doane(tb) Frank Socollow (as). Al Young, Ray Turner (ts), Marty Flax (bs), Gene DeNovi (p), Curley Russell (b),Tiny Kahn(ds), Paula Castle (vo) Teddy Charles (vib) Joe Harris (perc), Chubby Jackson (cond)

Here is Lennie Tristano plays “Lullaby of the Leaves” (Copenhagen 1965)

Bud Freeman(5)

March 31.2017

Photo above of Bud Freeman with Summa Cum Laude Orchestra by courtesy of Stanford University Libraries

Today I would like to post about Bud Freeman speaking.

I will quote an interesting passage from ”A History of Jazz by Syouichi Yui(ジャズの歴史物語ー油井正一)” .

「ジャズの歴史物語」からBud Freemanの言葉を引用します。
ベニー・グッドマンが黄金時代の時、バード・フリーマンだけがベニー・グッドマンを批判した。又、彼は自分の演奏に自信を失った時、Lennie Triestanoにスケールを学んだ。

When Benny Goodman was golden era ,only Bud Freeman criticized Benny Goodman.

He can be considered a great jazz player, but he needed a star player to support him.Because he was not creative.If there was not a superior side musician,I guess he had not succeeded that much.

彼はまあ偉大な吹奏家といえるが、脇役にスターが必要だったよ。彼自身クリエイティブでないからだ。すばらしいサイドメンがいなかったら、あれだけの成功を収めたとは思わないね。(93ページ引用)

Photo above of Lennie Tristano

When he lost confidence in his saxophone method, he studied the music scale by Triestano.

I think he is worthy of respect at all, but I did not receive any impact from Lennie Tristano
I want to be faithful to my play and myself. ”

全く尊敬に値する人だとは思うが、影響はまったく受けなかった。
私は自分のプレイと私自身に忠実でありたい。 (228ページ引用)

Finally I want to introduce Mr. Awamura ‘s evaluation.(故粟村政昭氏の評価)

Bud Freeman had survived in the world of metabolic fierce jazz.Because his playstyle was as if Australian rare beasts separated from evolution.

進化と切り離されたオーストラリアの珍獣達のような格好で、フリーマンは新陳代謝の激しいジャズの世界に生き残ってきたのであった。(76ページ引用)

Here is Bud Freeman’s Famous Chicagoans play “Shim-me-sha-wabble”.
Bud Freeman(ts); Max Kaminsky(cor); Pee Wee Russell(cl); Jack Teagarden, (tb); Eddie Condon(g); Dave Bowman(p);Mort Stuhlmaker(b); Dave Tough(ds)
Recorded July 24, 1940, New York City

Here is Bunny Berigan and Bud Freeman with His Windy City Five plays “The Buzzard”.

John LaPorta(2)

March 21.2017

In 1942 John LaPorta joined Woody Herman’s First Herd and remained for two years.

In those days Woody Herman made a request to Igor Stravinsky “Ebony Concerto”.

Also LaPorta began to interested in modern classical composition.

Then LaPorta moved to New York City in 1946 and was hired by pianist Lennie Tristano who was an incarnation of the cool-jazz movement.

LaPorta said about Tristano;

“When I first met Lennie, he had brought in a piece of music for Woody’s band to play.[…]
‘Who’s the third alto player? I’d like to meet him’-because he knew I was reading his music. ”

“He would tell me so many negative criticisms about my playing that I found it demoralizing.
Warne Marsh left for the same reason. Lennie treated him terribly. It was much like a cult”.

Photo above of Lennie Tristano

So LaPorta decided to leave Lennie in 1948.

Fortunately LaPorta had been participating the historic recording with Lennie.

Barry Ulanov organized several concerts of bop stars for WOR radio in 1947.

LaPorta joined All-Star Modern Jazz Musicians as clarinet player.

Recently Mr. Seya(瀬谷徹氏) introduced a couple of clips on Facebook.

Go here and here  (ここをクリックして下さい)

Here is John LaPorta plays “Concertina for Clarinet”.

Here is Barry Ulanov’s All-Star Modern Jazz Musicians at WOR Studios play “Koko and Hot House”.

1946年にニューヨークに移り、Lennie Tristanoに出会った。
John LaPortaはLennie Tristanoについて「彼は私のプレーに対して厳しい批判をしました。又、Warne Marshに対しても教団での教育のように厳しく指導しました。」
しかし、LaPorta はLennieと歴史的なレコーディングに参加していました。
Barry UlanovはAll-Star Modern Jazz Musiciansのクラリネット・プレイヤーとしてLaPortaを起用しました。
先日、瀬谷徹氏がFacebookにLennie TristanoとJohn LaPorta が共演した貴重なSP音源を紹介されました。

The Jazz Workshop(4)

February 09.2017

various-pianoworkshopberlin1965

“Piano Workshop” was held in Berlin October 30, 1965.

This event was organised by Joachim Ernst Berendt.

He wanted to show the development of jazz piano.

So he did not choose Oscar Peterson and Erroll Garner.

Photo above of Joachim Ernst Berendt

Photo above of Joachim Ernst Berendt

Earl Hines was the father of jazz piano improvisation.

Teddy Wilson was on hand to represent the swing piano style.

Lennie Tristano served as an exponent of modern exploratory piano playing.

It seems unnecessary to explain about Bill Evans and John Lewis.

Jaki Byard alternated free and stride passages on the same tune.

066436

Unfortunately Bud Powell could not participate because of sickness.

Also two pianists could not participate.

Thelonious Monk was touring Europe with his own band.

Photo above of Eroll Garner with Art Tatum from hipstersanctuary.com

Photo above of Eroll Garner with Art Tatum from hipstersanctuary.com

Art Tatum already had died in 1956.

The program began started from Earl Hines.

Then Teddy Wilson, John Lewis, Lennie Tristano, Bill Evans, and Jaki Byard appeared in order.

The piano players were supported by bassist Niels-Henning Ørsted Pedersen and drummer Alan Dawson.

Here is Earl Hines plays “Memories of you”.

Here is Earl Hines & Teddy Wilson play “All Of Me”.

Here is John Lewis trio play “Django”.
NHØP(b);Connie Kay(ds)

Here is Lennie Tristano Piano Solo plays “G Minor Complex”.

Here is Bill Evans trio play “Beautiful Love”.

Here is Jaki Byard plays “Free Improvisation”.